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すみません。テイマリアン・サーガを読みたくて  作者: きっと小春
第四章 植え替えられた魅惑の少女
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また飲んじゃった!

現王宮魔法使いフィプスアローは転移魔法により、イッシュベル領地内の都市に近年設立された学園にいた。ベネツィオに関する情報は多数持ち合わせている。しかし大勢の者が、なぜにそこまでベネツィオを守ろうとするのか、論理的に理解できても、感情では理解できていなかった。


誰に命令されるでもなく、自分もベネツィオを守ってみるかと、ウーラを奴隷にしてとき、町の冒険者ギルドを管理するジブリックに「守銭奴の面倒くさがり屋で有名なフィプスアローが何の見返りもなしに?」などと軽口を叩かれた。それにジブリックがさり気なく監視していたため、ウーラに対する命令系統の優先権をベネツィオよりも上にできなかった。


まぁ、誰が何のためにベネツィオを襲うのか? 何の手がかりもないのだ。もう一手を打っておくかと、学園に来たのだ。現王宮魔法使いとして、自由に使える時間も少ないため、大急ぎでベネツィオを守るために走り回った。「あとは、自分次第だぞ」と言い残し、学園を後にする。


***** ***** ***** ***** ***** 


ベネツィオたちの姿は、イッシュベル領地内、最大の都市フェイリスの手前にある宿場村にある。宿場村とは、領主イッシュベル侯爵住まう都市フェイリスへの厳しい入門規制により生まれた宿場町であり、町と名付けられないのは、町には管理者が必要だからである。


都市フェイリスへの入門チェックには、2,3日掛かるのは普通である。チェックが開始されるまで1,2日待ち、数人の入館管理局の人間が、人数、馬車、荷物などを1日がかりでチェックするのだ。チェックが終わると入門許可書が発行されるのだが、これはどんな魔法を使っても改ざん不可能として他の領地にまで広がった優秀な魔法なのである。


そしてベネツィオたちは待ちのフェイズ。ただひたすら待っているだけだが、約30日間、ベネツィオもウーラも乗り慣れない馬車に揺られ、激しい乗り物酔いと疲労で倒れそうだった。


「おう、そうだ。これを飲んでおけ」ヒルブレッド男爵がベネツィオとウーラに試験管に入った緑色の液体を渡す。ベネツィオは、何処かで見たことがある液体だなと思いつつも、乗り物酔いが改善される薬だと思ってグビッと飲んだ。


激しい痛みを伴い、体がカッと熱くなる。あれ? これって…。イーノーベとの会話を思い出す。


注意事項、複数回の服用は絶対に避けること。

 4回目:稀に魔の回数が増える。副作用として光の眷属になる。死亡率70%

 5回目:魔の回数が人間の限界を超えて増えると言われる。詳細不明。


確か4回まで飲んだよね…って。今度で5回目? あれヤバイかも…。ベネツィオはそのまま地面に倒れてしまった。


・魔:★★★★★★★★★★☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

   ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

   ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

   ⇒獲得魔法:魔法の箱、悪の認識、契約魔物3匹、盗賊の手首、進化の奇跡

         渦の魔法、灰の魔法、光の魔法

・改:際限なき魅了(現在、全細胞の改造中…)


こんな感じで、死なずに5回目をクリアしたベネツィオであったが、まる二日起きることはなかった。

ベネツィオが寝込んでいる間に、衣服を脱がされチェックまで終わったのは内緒だ。まぁ、全員するのでOKとしよう…。


ベネツィオが目を覚ましたのは、入門許可書が発行され翌日に都市フェイリスに入れると決定した夕方だった。


「体が…重い…。頭がクラクラする…」謎? の体調不良だった。同じベッドで、ウーラが添い寝していたみたい。うさ角をぎゅっと抱きしめながら寝ていた。正直、ウーラとは、まだ壁のようなものがあり、上手く接することが出来ないでいた。


「ねぇ、ウーラ? 起きてよ…」


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