冒険者になろう!
修練場で、エレストに相談する。「エレストのシリギデン家と違って、リーゼハル家に金銭的余裕はあまりないと思うの。だから留学する資金もできるだけ自分で稼ぎたいと思うの」
「う〜ん。でもなぁ…」腕を組み首を傾げるエレスト。
「な、何よ??」
「資金を稼ぐのは問題ない。だけど資金を稼ぐためには時間が必要だ。その時間って、ベネツィオが執事やメイドとの勉強の時間だろ? 勉強しに行くために勉強を疎かにする…これって本末転倒ってやつだろ?」
ぐぬぬ…。正論過ぎて…。
【いきなり豆知識】
銀貨1枚=銅貨100枚、金貨1枚=銀貨100枚、一ヶ月=30日、一年=12月
銅貨1枚で牛乳一杯、一食なら銅貨5枚、一泊銅貨20枚
例えば、冒険者に必要な一ヶ月の最低限の資金は、銀貨20〜30枚だ。基本的に冒険者に納税の義務はない。宿屋や飲み屋でお金を使ってくれるからだ。この計算では、”食費+宿屋+その他”として、いるため、お酒や道具・武器の購入(修理)などを考えると、もう少し必要になるのだ。
それに比べて、留学費は、なんと一ヶ月金貨2枚!!! 二年で金貨48枚!!
※授業料(金貨1枚)+生活に必要な滞在費(金貨1枚)
どこに、そんな金があるんんじゃ!!
※ベネツィオはお馬鹿なので、自分のアイテムを見てません。
まぁ、みても魔法が使えないため、お金は出せませんが…。
■所持金(自動保存 ⇒ 魔法の箱)
・金貨0枚、銀貨0枚、銅貨0枚
◎金貨1,577枚、銀貨5,891枚、銅貨71,363枚
◎マークは魔法の箱へ自動移動済み
「よしっ! 寝る時間を削って、一日の勉強時間を詰めて…。あっ! 二日分を一日にできるね。なるほど。よし! ねぇ、一週間のうち、二日を自由にできるみたい。やった!」
「はぁ…頑張るね、ベネツィオ。なら冒険者ギルドに行ってみる?」
「冒険者ギルドって、クエストとかでしょ? 面倒くさそうだな…。ねね? 何処かにダンジョンとかないの?」
「ダンジョンも町と冒険者ギルド管理だ。結局、冒険者ギルドに行くことになると思うけど?」
「そうなのか…。メタフォたちも、暴れ足りないと言っているし。ちょっとギルドに行ってみるね。ありがとう! またね〜」さっと立ち上がり、エレストに手を振りながら走り出す。
「おーい。冒険者ギルドの場所知ってるのか?」と叫ぶエレスト。
ピタっと止まり「し、知りません…。案内お願いします」と呟く。
やれやれという顔で、修練場を出るエレストに、先輩騎士ハーブスルは、「いい度胸じゃねーか。エレスト。女と抜け出したいなら、後で補修だな。覚悟しておけよ」と告げた。
がんばれ、エレスト…。




