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すみません。テイマリアン・サーガを読みたくて  作者: きっと小春
第三章 静かなる狂者の間引き
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他国からの斥候隊

結婚して二週間が経ちました。今日は祝日。昔の仲間たちと”三日月の砂浜”に遊びに来ています。”忘れられた地下大迷宮”は、お婆ちゃんがいないと危ないから禁止と、村長バルベルデに言われてしまったのです。


わたしと、ニールと、シフォ、ギツァ、グラセルの5人です。


青く輝く海と空の下、5人は、砂浜を駆け回り、時には海猿を倒したり、笑顔が絶えない。


「おい、でっかい鳥が、飛んでいるぞ?」とグラセルが空を指差します。すると大きな赤い鳥は急降下したと思うと、鳥に乗っていた何かが砂浜に飛び降りた。砂浜には三人の人間がいた。はっ!? あのスピードで飛ぶ鳥から降りられるの?? 人間三人を砂浜に降ろした鳥は、また高く飛び上がり去ってしまいました。


一人は銀色のハーフプレートアーマーを着た女の子。一人は黒いローブを着た魔法使いの老人。一人は上半身裸の巨大な斧を持った戦士。


三人に近づいて「こんにちは?」と首を傾げながら、わたしは挨拶する。


「幸先、調子が悪いな。目撃者だ」銀色のハーフプレートアーマーを着た女の子は、わたしに斬りかかってきました。しかし短剣で軽く防ぎ、「うさ角、メタフォ、残り二人を警戒しながら、みんなを守って!!」と指示を出します。


「このっ! 私の突きを防いだ…だと!?」女の子は驚いていますが、逆にそんなに驚くこと!? とわたしも驚きます。


「あの…いきなり…危ないですよ?」本当に危ないから…。


クワッと鬼の形相で銀色のハーフプレートアーマーを着た女の子は、「このっ! 巫山戯やがって!! 4連撃で散るがいい」と叫ぶ。


4連撃? ちょっとワクワクするねっ! 短剣の剣先を女の子に向ける。


袈裟斬り、突き、体を一回転して遠心力でなぎ払い、そして斬り上げ…。えっ!? それで終わり?? ちょっと、全然早くないし…。


「ば、馬鹿な!! 姫の必殺の4連撃を受け止めた!? な、何物だっ!?」と叫ぶ、黒いローブを着た魔法使いの老人を、うさ角はかかと落としで沈めます。


少し離れた場所で戦っていたメタフォも、上半身裸の巨大な斧を持った戦士の持つ、巨大な斧を尻尾剣で弾き飛ばし、喉元に尻尾剣を突き立てています。


「こ、こんなはずでは…。わ、私は、手柄を立てて…」一国の姫という立場でありながら、斥候として他国へ侵入したのも、それ相応の夢があったから…。


敗北を悟った銀色のハーフプレートアーマーを着た女の子は涙目で、「この…もうこんな国、いらないっ!」と首のネックレスを引きちぎる。


「姫っ!! それはいけません!!!」と上半身裸の戦士が叫ぶ。


銀色のハーフプレートアーマーを着た女の子の眼の前に、魔法陣が浮かび上がると、高さ70m級の巨大なゴーレムが地面の中から這い上がるように召喚された。


「ハハハッ! いけ、巨石魔神、この国の民を蹂躙してしまえっ!!」


巨大なゴーレムは、体のコリを解すかのように腕を振ると、1つ眼が赤く光る。そして小舟のような足を軽々と上げ一歩を踏み出す。


はうっ! 流石に…この巨大な…しかも全身石? どうやって倒すのよっ!!


「ワン!」とメタフォが、巨石魔神の進行方向に駆け寄り、首をくいっと後ろに向け、合図を送ってきます。


「えっ!? メタフォより、後ろにいろって?」


何か、メタフォに策があるのか? でも、メタフォを信じる以外に何も思いつかなかった。


「ワン!!」 まるで任せろ!! と叫んでいるみたい。


メタフォの5つの尻尾のうち2つが分離し、巨石魔神とメタフォの間に展開されたのです。


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