三人の眷属 中編
光の眷属さんの説明では、通常、一人の人間は、一つの眷属にしかなれないらしい。
「本当は、もっと早く、お前に会いに来たかったのだが、眷属狩りにずっと守られていたからな」
「う、うん…。わ、私達、け、眷属を、こ、殺しても、つ、次の担当者が、く、来るから、あ、あまり意味がな、ないんだけどね」
「で、どのような御用なの?」
「自分のステータスを見ろ。眷属の横に★があるだろ? それは眷属の力を借りたら★がつく。てか、お前、眷属の力…使いすぎだろ!」
■ステータス
・体:親の特徴を受け継ぐ
⇒獲得能力:女性の体、光の眷属(★★★)、剣の深淵、灰の眷属(★★)
「★は、つ、使ったら付く、あ、もう言われちゃった…。で、ね。使ったら、返してもらわないといけないの」
「そうだぞ。支払わなかった場合、例えば、俺ら灰の眷属なら、”お前が一番大切に思っている人からお前の記憶を消す”か、”お前の感情(例えば、「喜び」とか「悲しみ」)を一生感じなくさせる”かだ。嫌なら、俺の命令に従うんだぞ!!」
「わ、私達、ひ、光の眷属なら、体の一部をけ、消しちゃうよっ!」
「えっ…す、すごく怖いんだけど…。ちゃ、ちゃんと言うこと聞けば良いの?」
「うん。そうだぞ! 俺達の命令聞けばOKだ」
「で、でも…。わたし眷属の力の使い方なんて知らないよ? いつ使ったんだろう??」
「そ、それは、そ、そのダ、ダンゴムシのま、魔物が、あ、あなたを蘇生させる、た、ために、つ、使ったから…」
光の眷属から、”忘れられた地下大迷宮”から”十字路の鍾乳洞”に落ちたとき、どれだけ酷い有様だったかを告げられた。
「そうだぞ、そのダンゴムシがいなかったら、お前、完全に死んでたんだからな! 感謝しろ、俺とダンゴムシに!!」
「わ、私にも、か、感謝、し、して!!」
「ありがとうございます。光の眷属様、灰の眷属様。そしてダンモフ」三人を順番に撫で撫でする。
「まぁ、初年度は、大サービスで、★一個無料なんだけどな」
「わ、私の眷属も、サ、サービスしてますよっ!! そ、それと、ま、前払いで、お、女の子に、し、しちゃってるから、★2個消します!!」
「汚えな、光の眷属はよっ!」
「う、うるさいです」
■ステータス
・体:親の特徴を受け継ぐ
⇒獲得能力:女性の体、光の眷属(★)、剣の深淵、灰の眷属(★)
なんだかんだで、残り、それぞれ1個になった。




