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すみません。テイマリアン・サーガを読みたくて  作者: きっと小春
第二章 幼女テイマーの発芽
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地下大迷宮からの脱出 その3

10日間ぐらい調査にかかったかな? 鍾乳洞の形がわかった。十字だ。そんな形が自然に出来ているとは思えない。それに十字の通路の奥には、それぞれ扉があり、開くことはできなかった。今回の調査では、そこまでしかわからなかった。うん、詰んでるね?


十字の通路の幅はとても広く、500mぐらいあるかな? 今度は、通路の真ん中を調べようと思う。


ダンモフベッドで寝ようと目を瞑る。あれ? ここって…。テイマリアン・サーガに出てくる…”最果ての迷宮”と、形がそっくりなんだけど…。あれれ? 確か…扉って、剣をかざして開けていたよね? ていうことは、剣がないと開かなかったりして…。いやいや、開けてどうする? その先には強力な竜がいて、主人公の仲間が死んでしまうぐらい強かったんだよね…。それより、どうやって主人公は脱出してたっけ? う〜ん…。脱出ってよりも、普通に出入りしていた気がするな。思い出せない…。すみません、誰か、テイマリアン。サーガ持ってきてください…。


目が覚める。これが昼なのか、夜なのかもわからない。


くんくん。ちょっと体も臭い気がする…。お風呂に入りたいな。


「えっと、今日はですね。十字の中心に行こうと思います。ですが、一応、端っこに一度行ってから戻ることにします。後で、どっちの端っこ行ったっけ? になりたくありませんからね」


「キュッ!」「ワン!」「モプー!」と元気に返事をしてくれる三匹。


地猫、地馬、地蛇、ここいらを倒すと、果物がドロップするのだ。わたしがリハビリを兼ねて一人で倒す。りんご、バナナ、ぶどうをゲットした。朝ゴハンの代わりと食べながら歩く。お行儀が悪いけど、誰も見てないもんね。


「キュッ!!」とうさ角が鳴く。何かと思えば、騎士様の慣れの果て…。思えば、人が侵入した形跡って、この騎士様が初めてだ。一体、何年前の騎士様なんだろうね? 


遺体が動く…。スケルトンってやつ!? こ、怖いっ!!


ガラガラと音を立てながら、騎士は立ち上がり、そして跪く。


””王国近衛騎士団のイベルフルーゼでございます。王よ、未だ発見に至っておりません。もうしばらくお時間を…””


わ、わたしと王を間違えている? どうしよう…。でも、いつまでも一人で、ここに魂を縛り付けていても可愛そうだよね? う〜ん…。


「もいよい。戻って参れ。戻って、ゆっくりと休むが良い」


””し、しかし…””


「家族や友人も待っておる。戻って安心させてやるがよい」


””何と言うお優しい言葉。身に余る光栄でございます。私の魂は救われました…。どうか、私めに王の力となることをお許し下さい””


「それで、そなたが救われるのならば」


””ありがたき幸せにございます””


騎士の遺体は、ふわっとした感じで消えてしまった。あれ? 王の力って? まぁ、わたしは王じゃないから、きっと、本当の王様のところに戻ったのかな? うん、良いことをした!


■特殊アイテム

・王族の短剣(古代騎士の加護) ・盗賊の小手(暗殺者用)


背中の腰の辺りに括り付けてある短剣が、青白く光っていることに気付かなかったのである…。


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