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すみません。テイマリアン・サーガを読みたくて  作者: きっと小春
第二章 幼女テイマーの発芽
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地下大迷宮からの脱出 その2

いや駄目だ。必死に魔物と戦っているメタフォとうさ角の心を折るようなことは言ってはいけない。


考えるんだ。生きるためにはどうするかを…。


明かりは、うさ角の光焔角だけ。地面の様子からすると、”忘れられた地下大迷宮”の更に下? の鍾乳洞? 出口があるかはわからない。でも魔物がいる。今のところメタフォとうさ角で戦えるレベルの魔物だ。わたしは…。どれだけ高いところから落ちたのかもわからないけど、うさ角の明かりがあった時、地面が変色していた…。きっとわたしの血なんだろうね。高いところから落ちて、ぐしゃぐしゃになったところを、ダンモフが即治療してくれたんだね。


まずは食料と体力の回復が優先だね。


戦闘を終えたメタフォとうさ角が戻ってきた。二匹が飛びついてきたので思いっきり抱きしめる。体は痛いけど、嬉しさのほうが何倍も大きい。


「みんなありがとう…。メタフォ、うさ角、ダンモフ。誰かが欠けていたら、わたし、生き延びれなかったよ」ダンモフは力を使い果たし、メタフォが傷ついている姿なんて始めてみたし、うさ角は倒れないように必死に気力を保っていた。傷つき、疲労している魔物たちに、涙が落ちる。


三体の魔物は輝きだす。ダンモフの枯れた新芽が復活し、メタフォの傷が癒え、うさ角の疲労した顔が元気になる。


えっ!? どういうこと? 少し、わたしの体も輝いている気がする。 


■ステータス

・体:親の特徴を受け継ぐ

   ⇒獲得能力:女性の体、光の眷属、剣の深淵


どう考えても、光の眷属ってやつの仕業に違いない。くぅ…。生きるためなら、何でも使う覚悟はある。だけど、どうやって使うのか、誰か教えてよっ!!


「ワン!!」元気になったメタフォは、先程、戦っていた場所に走っていく。何だろう? と様子を眺めていたら、牛肉を咥えて持ってきた。すると今後は、うさ角も一緒になって、次々とドロップアイテムを拾ってきてくれた。


そうか、この鍾乳洞のなかでも、食物連鎖、生体のピラミッドは出来ているんだ。


うさ角に牛肉を焼いてもらって、食べる! 美味しい!! 塩とこしょうが欲しいけどね。


果物もある。りんごにバナナだ。どんな敵がドロップさせるのかな? 気になる。


***** ***** ***** ***** ***** 


4日ぐらい? その場で体の調子を整える。ダンモフの新芽の力を使って治してもいいのだけれど、それは最後の手段にしたかった。だって、また、わたしの涙で、ピカピカと光って、ダンモフの新芽が復活するとは限らないでしょ?


ゆっくりだけど歩けるようになる。少し体の節々が痛い。残念だけど”革の胸当て”を修理することができなかった。ドロップアイテムを入れる袋の中に入れておこう。ボロボロの”アカデミックローブ”からは、半分おっぱいが見えている…。う〜ん…。


「さて、この鍾乳洞の空間が大きいか、小さいか、出口はあるのか、調査しましょう!」


ダンモフを左手首に、メタフォをローブのフードの中に、うさ角を抱えて、出発です。


まずはどの方角でも良いから、壁を見つけたい。壁沿いに歩けば、空間の形もわかるはず!


「メタフォ、今は緊急事態です。敵と遭遇したら、直ぐに”ピシュッ!!”ってしてください」


「ワン!!」


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