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すみません。テイマリアン・サーガを読みたくて  作者: きっと小春
第二章 幼女テイマーの発芽
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初心者マーク

一番最初にわたしが転移して、周囲の安全を確保するのです。まぁ、敵はいませんでいた。でも…。やばい、口調が女子になっていたかも…。違う意味で焦る。気を付けなければ。


いつものように、うさ角を前衛に出し、メタフォに索敵をお願いする。メタフォには後ろから敵が来た場合は、連絡無用で迎撃するようにお願いしてある。


ヒュンッ! ガンッ!! キンッ!! コロコロッ…。


「はっ? 今、何が??」とマレカラートが驚くので、説明する。


「えっと。石虫が特攻してきて、うさ角が迎撃して、俺がとどめを刺した。下に落ちているのがドロップアイテム」


「これが、イーノーベ老婆が言っていたことが…。半年経っても、無理そうだな」グラセルは早くも白旗宣言だ。


「まぁ、初日だからな。今日は雰囲気を感じてくれ。明日から訓練方法を考えてみよう」


更に奥へ進む。でも今日は、この階層だけで十分だろう。と、ジャラっと音がして、次の魔物が現れた。


「鎖猫だ。足元に注意。やつは足に鎖を巻き付け、迷宮の奥へ連れ込む」


鎖猫は、不意打ちに失敗したことを悟り、鎖を鞭のように使い攻撃を繰り出してきた。短剣を絡め取られないように、丁寧に鎖を弾く。鎖猫は攻撃のときも、常に動き回っていて、面倒な敵なのだ。


「ワン!!」とメタフォがローブの中で吠える。「二人共しゃがんで!!」わたしの指示通りに二人がしゃがむと、「ピシュッ!!」「ピシュッ!!」「ピシュッ!!」と三回攻撃を繰り出したメタフォ。フードに3つも穴が開いたのか…。


前方では、うさ角が二段蹴りで、鎖猫の腹を突き破り勝利していた。


「な、何があったんだよ?」とグラセルが怯える。「前が囮で、後ろが本命だ」とドロップアイテムになった鎖猫を指差す。


「ベネツィオ…。お前も魔物も、強さが異常だぞ…」とマレカラートが舌を巻く。


「慣れだよ」と言い切るわたし。だって実際そうなんだもん!


ドロップアイテムを拾っていると、前方からワシャワシャ、シャカシャカという音が、聞こえてくる。


「マレカラート、グラセル! やったな。弱い敵だ。初実戦といこうか。剣と盾で戦える相手だ」


マレカラートとグラセルは剣と盾を構える。グラセルは足元に、ベース:亀、特徴:カマキリの魔物を配置する。


メタフォとうさ角を二人の護衛に付け、危なかったら即敵を殲滅するように指示した。


「えっと、 ベースが蟻、特徴が蜂。針は両手にあるよ。数もそこそこいるからね」


戦闘が始まる。二人共、迷宮内での戦闘を意識しているのか、剣を大振りせずにコンパクトにまとめて突きを中心に戦っている。うんうん、センスあるよ。敵の攻撃を受けてから、隙きを付いて攻撃する。お婆ちゃんの言いつけを守っているね。


二人共、10匹を超えた辺りから、肩で息するようになってきた。うん? 緊張して余計な力が入ったからかな? 「うさ角、メタフォ、全力で殲滅して!」と指示を切り替える。


わずか5分で、蜂蟻80匹オーバーが、2匹の魔物に殲滅させられたのだ。


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