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すみません。テイマリアン・サーガを読みたくて  作者: きっと小春
第二章 幼女テイマーの発芽
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牛兵を倒せ!

メタフォの尻尾が2本になったのだ。「ワンッ!!」と元気よく吠えたメタフォは、新しく生えた? 

尻尾を牛兵に向けると、「ピシュッ!!」と何かを発射した。


ドガンっとハンマーが床に落ちる音の後に、糸が切れた操り人形みたいに牛兵は、ガクンと崩れ落ちた。崩れ行く牛兵を見れば、額に鋼色の太い針が刺さっていた。


「えっ!? メタフォが撃ったの? 弓矢みたいに?」


「ワンッ!」新しい尻尾が増えてご機嫌なのか、素直なメタフォだった。


ドロップアイテムは、牛肉2kg。金貨1枚。うおっ! 金貨なんて初めてだね。


牛兵を倒したことにより、結界も解除された。「うん、早く帰ろう!!」


***** ***** ***** ***** ***** 


お家の魔法陣から飛び出すと、お婆ちゃんは夕飯の献立を考えている最中だった。


「メインをね。ソーセージにするか、小魚のフライにするか、迷っていたんだよ」


「そう? 丁度よかった。お肉を手に入れたの。牛肉っ!!」


「牛肉かい? 石焼ステーキにしようかね? ほら、お風呂に入って来なさい。アカデミックローブも埃だらけじゃないか」


お婆ちゃんの言う通りに、井戸から何度もバケツでバスタブに水を溜める。これが一番の重労働だけど、筋力トレーニングも兼ねてるんだもんね。


水を汲んでいる間に、うさ角をバスタブの中に入れておいて光焔角で、水をお湯に変えてもらう。バケツで30杯を入れ終わると、アカデミックローブを脱いで、ダンモフのモフモフで清掃し綺麗にすると、バスタブにダンモフを投げ込む。メタフォは水が苦手なので、後で乾拭きしてあげるのです。


革の胸当ても少し小さくなった? いや自分のおっぱいが、また大きくなったみたい。いつまで隠し通せるんだろう? 下着も全部脱いで、バスタブへダイブする。


「ほぇ〜。生き返るね〜」緩みきった表情で呟く。ダンモフのモフモフに石鹸を付けて、自分の体を洗い終えると、丁寧にダンモフの体を洗ってあげる。モフモフを消してもらい、連結している部分と裏のお腹の部分を洗う。この部分を洗われるのが苦手らしく、逃げようとするが両足で押さえて逃さないのです。


うさ角は、お湯に浸かると眠たくなるらしく、うたた寝状態なので、まるでヌイグルミみたい。二匹を洗い終わると外に出す。うさ角の光焔角をヒーターのようにしてもらい、うさ角の乾きにくい毛とダンモフのモフモフを乾かす。


わたしも伸び切った青い髪をバスタオルで拭いていく。ある程度乾いたら、最後にメタフォを拭いてあげてお終いだ。部屋着を来て、髪の毛を後ろで縛って、お婆ちゃんがいるキッチンへ向かう。


牛肉の焼けるいい匂いがした。パンと石焼ステーキ、野菜スープがテーブルに並ぶ。


「いただきますっ!」ガツガツと凄い勢いで、食べる食べる食べる…。お婆ちゃんの残した物も食べる…。全て食べ終わると、食器を片付けて、今日の報告をすると、急に眠たくなってきた。


冬は暖炉の前で、一人と三匹で寝るのが習慣になってしまった。時々、ぱきっと薪のはじける音で、目を覚ましてしまうこともあるけど、目覚めた時に三匹が近くにいると、すごく安心するのです。


明日は、お休みして、妹のアルジェリカと一緒に、ピクニックに行く約束をしていたんだ。


危ない、危ない…。完全に忘れていたよ…。


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