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すみません。テイマリアン・サーガを読みたくて  作者: きっと小春
第二章 幼女テイマーの発芽
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トラップ

村の東にある”魔女の湿地帯”の中央に建つ”西の塔”。その正体は、地下大迷宮の入り口である。今日も一人の人間と三匹の魔物は、”忘れられた地下大迷宮”を攻略していた。


「うっ…寒いねぇ〜。ダンモフ、アカデミックローブの中をモフモフにして。うさ角は、光焔角を光らせて。メタフォは、周りを警戒してね」


アカデミックローブのフートを被り、毛糸のマフラーと皮の手袋を身に着けると、「さぁ、行きましょう!! うさ角は、先頭を歩いて」


「ワンッ!!」とメタフォが緊急回避を促す。「きゃっ!」しゃがむと頭上を石ころが通り過ぎる。


「石虫かぁ…硬いし速いんだよね」ダンモフシールドを展開して短剣を構える。


ヒュンッ! と向かってくる石虫を、うさ角のサマーソルトキックがヒットして、天井に激突した石虫が落ちてくるところを、スパッと短剣で一刀両断する。


「ドロップアイテムは、定番の鉄鉱石。銅貨は4枚か。鉄鉱石は重たいんだよね」


”忘れられた地下大迷宮”は、石造りの迷宮だ。床も壁も天井も、ぜーんぶ石なのです。残念なことに、その石は、削るどころか、傷一つ付かないのです。なんでだろう?


ヒョイヒョイと敵を倒しながら、下へ下へと進んでいく。「う〜ん、大体、夕飯までの時間を考えると、この辺りが限界なんだよね。でも、今日は、もう一階層下に行きましょうっ!!」


下層への階段を探し下りると、そこは神殿の様な感じだった。ずっと奥に進むと、祭壇があり、その上には、何やらアイテムが…。うん、これは、罠だよねっ!! 絶対に触ってはいけないやつだ。踵を返すと、とっととお家に戻ろうと足早に離れることにした。


「ワンッ! ワンッ! ワンッ! ワンッ! ワンッ! ワンッ!」と初めてメタフォが興奮したところを見る。フードの中から飛び出すと、祭壇の絶対に触ってはいけないやつを咥え、戻ってくる。


ノーーーーッ!! それ駄目、絶対にダメェ!!!


ブーッ! ブーッ! ブーッ! と警戒音がなり、結界が張られ閉じ込められてしまった。


ぐっすん…。だから駄目だと…。


すると、牛と人間が合わさって、巨大なハンマーを持った兵士が召喚されと、完全に目が合った。


「グンモォニンガァ!!」と叫びながら、突進してくる。


振り下ろされるハンマーに優しく短剣を触れて軌道をずらす。地面と激突したハンマーは、鼓膜が破れると思えるほどの音量だった。「うっ、あんなの受けたらぺっちゃんこだよ!!」


ハンマーを持つ敵は、牛兵と呼ばれる魔物らしい。ハンマーを武器にするなら、もっと動作が鈍くないと!! こいつ、めちゃくちゃ速いです。ズルいです!


「うさ角! ハンマーに気を付けてね。接近戦ならハンマーに当たらないから、敵にできるだけ近づいて! 隙きを見て蹴り技をお願い」


メタフォは? わたしの足元、尻尾をフリフリさせて、祭壇にあったアイテムを咥えている…。


「それが、何か役に立つの?」 「ワン!」 「どうすればいいの?」 「ワン!」とお尻を向けてきた。「もしかして、それ…メタフォの尻尾?」 「ワン!!!!!」


短剣をしまって、左手にメタフォを乗せると、咥えていた干からびた木のような物を、メタフォのお尻に刺してみた。


干からびた木のようなものは、既存の尻尾と同等の太さになると鋼色に輝いた。


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[気になる点] 誤>同等の太さになると鋼色の輝いた 正>同等の太さになると鋼色に輝いた
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