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遺跡での発見

真っ暗な遺跡のトンネルの中、あまりにも暇なので、魔物たちに特徴について考える。


まずは、うさ角。ベース:うさぎ、特徴:火炎角、性格:臆病、生存率:ノーマル。


膝のうえのうさ角の手を引っ張ったり、足を広げてみたり、角を撫でてみたり…。


「キュッ!!」きっと、やめてと言っているのだろう。


「ははっ、その子は、火炎角を活かした技だね。”高熱の角”と”角突き”の二種類ぐらいしか聞いたこと無いな」護衛役でありテイマーのオーゼンさんは、私たちの様子を見て、親切に教えてくれた。


「二種類ですか。いえ、うさ角には、まだ…知られていない何かが…あるといいな」


う〜ん。この後ろ足のもも。これは足技とか格闘系が使えないのかな? それのうさぎと言えば、耳! 絶対、何かあると思うんだけどな。


と、考えていたら馬車が止まる。今日の野営地に着いたみたい。確か、遺跡のトンネルの中間あたりだっけ? たいまつを持っていないわたしは、うさ角の火炎角の光で、周囲を照らしながら馬車を降りる。


「うさ角、ちょっと周囲、3mぐらいをぐるりと、回ってみて!」とうさ角にお願いをする。


「キュッ」と可愛らしい声を出して、周囲を照らしながら一周する。照らされた遺跡は、石畳に石の壁、石の天井だった。幅8m、高さ4mぐらい。それが真っ直ぐに伸びていたのだ。一箇所だけ、窪みがあり、そこを進むと、ドーム型の大きな部屋になっていた。ここが野営地ね。


ドーム型の部屋の壁には、壁画が描かれていた。見ても何を意味するのか、よくわからない。入り口から左回りに、一応、全部の絵を見てみた。うん、じっくり見ても、わからん。


夕飯まで、たっぷりと時間があるらしく、わたしは、うさ角と一緒に技の研究をする。兎に角、うさ角に、足技を覚えさせるの!! やっぱり格好いい後ろ回し蹴りだよね! 半分冗談で教えていたら、ダンモフシールドで構えていた私を、ズズッと後退させるぐらいの威力の技、後ろ回し蹴りが発動した。「えっ!? マジ??」


前蹴り、跳び蹴り、二段蹴り、かかと落とし、サマーソルトキックなども覚えてしまった。


むむっ。となると、接近戦の回避や防御も覚えたほうが良いかもね! メタフォ先生っ!! 出番ですよっ!! メタフォの尻尾剣(初心者モード)を、順調にクリアしていく、うさ角。


うんうん、こいつは、強くなるんじゃないの! これって、テイマーみたいじゃないっ!!


メタフォに任せて、壁に寄りかかると、ガランと音を立てて、壁が後ろに後退する。


あれれ? 遺跡に新たなる発見が…。わたしの近くで、うさ角の訓練を見ていたオーゼンさんに、壁のことを報告する。するとオーゼンさんは騎士を呼び、この対応を協議する。


「ちょっと見ただけでも、かなり奥まで続いてそうです。町に戻って、冒険者たちに、中の捜索を依頼しましょう」騎士の判断は一時放置である。


わたしも、遺跡の探検なんて経験ないし、興味はあるけど、怖いって気持ちの方が強い。


「あ、それと、ベネツィオさん。明日の朝は、剣の稽古はなしで。ここでの剣の稽古は金属音が反響してしまうので…」


あうっ! つまり煩いから、やめてねってことですかっ!!


28連撃から先に進めなくて、悔しい思いをしているのに…。


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