フェレンツァ強化作戦
祝200話! 200話は、初めてかも!
これからもよろしくお願いします!!
「ガォン!」(地上への出口ですか? わからないですね。俺たち王狼は2階層上からやって来ました。何故、上ではなく下へ来たかですか? そりゃ…上の階には、王豚や王牛などが国を作って、戦争してるからですよ。あんなもんに巻き込まれたくないですから。)
なるほど、2階層上には、ビトン達の国があるのか…。ビトン、帰らせてあげられなく…ごめんね。
フェレンツァが悲しい顔をしていると、オウガァが決意したように話しかけてきた。
「ガォン!」(フェレンツァ様、ご提案があります。この階層の魔物たちを全て統べるべきです)
「でも…。オウガァ達のように、自ら配下になってくれるなら良いけど、無理強いはしたくないな」
「ワン!」(オウガァの言う通りかも知れんぞ? 確かに、お互いが納得してテイムされる方が絆が強い気がするが、気持ちの問題であって、恐らく大差はないだろう。ベネツィオから受け継がれし力を有効に使うべきだろう。力が全てではないだろうが、力なき者に未来もない)
「問題はもう一つあるよ? 大所帯になったら、全員分の食料や水なんて、調達できないよ?」
「キュッ!」(チッチッチッ。それがねぇ。フェレンツァは入れないから知らないのは無理ないんだけどね。フェレンツァの中って、別世界なんだよね。森、草原、湖、岩場、砂漠、海、洞窟…。獣や鳥、木の実に、はちみつ…なんでもござれ!! 飢えることもなければ、快適そのもの! お日様ポカポカなんだよ?)
「えっ!? お日様って、皆が話してくれた。太陽だよね? 見たい! 見てみたい!! 海も、森も、見てみたい!!」
「モプー!」(テイマーされた魔物の特権! ご主人様は入れません!! 見たいなら、とっとと地上を目指しましょう!! 目指すためには、仲間をたくさん集めましょう!!)
「わ、わかったよ。じゃ、皆で決めようよ。片っ端から、仲間を集めたほうが良いと思う人、あっ。魔物か…。思う魔物!!」
「キュッ!」「モプー!」「ワン!」「サラ!」「ニョロ!」「ガォン!」「ガォン!」「ガォン!」「ガォン!」「ガォン!」
「うっ…。全員じゃないか!! わかったよ。みんなの意見に従うよ…。でもさ、どうやってテイムするのかな? 大人しくテイムさせてくれるのかな?」
「キュッ!」(脅したり、力ずくで?)
「うわっ…。そういうのが一番苦手なんだよな」
「ガォン!」(最初は話し合いに応じてくれるかでしょうね。それから相手に合わせて、いろいろ試してみましょう)
一番強面の王狼が一番まともなことを言っている気がする。
「キュッ!」(もう一つ提案!! 仲間にするときに、戦闘になったらさ、フェレンツァが戦ってね。実戦経験が大事だもんね)
「ワン!」(確かに、ステータスにある。”体:努力した分成長できる”の部分が、どのように影響するか、早めに検証したほうが良いだろう。)
「嫌だと言っても、やらせるんでしょ? だけど、危なくなったら助けてよね??」
「モプー!」(新芽があるから、即死じゃなければ…だいたいは…回復できるかな?)
「ワン!」(確かに…死と隣り合わせの戦いのほうが、より何かを得やすいな…)




