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すみません。テイマリアン・サーガを読みたくて  作者: きっと小春
第九章 大地に根付け、小さな種よ
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特徴の継承?

野営の準備を始める。ダンモフのモフモフと、うさ角の火炎角弱火で、ぬくぬくできて快適だった。これは母親のベネツィオが、出口のわからない洞窟で暮らしていたときの野営の仕方だと教えてくれた。


「ふふっ。今の僕といっしょだね」


へびっちょと砂スラの二匹が、見張りをすると言い出した。


「あまり無理はしないでね」とだけ言うと、ずっと一人で緊張していたのだろう…あっという間に深い眠りに着いてしまった。


***** ***** ***** ***** ***** 


一人と六匹の快進撃はとどまるところを知らない。チェックポイントを守る強力な魔物でさえ、難なく倒してしまっているのだ。


「随分と上がってきていると思うんだけどね。ずっと同じ景色だね」


暗い岩場が、ずっと続いているのだ。だけど地上という場所へ向かっているのは確かだろう。


「今日はお休みにしようか。たまには皆でゆっくりと、お話しようよ」


まったりと、お母さんとの出会いや、冒険の話を聞いていると、王狼に囲まれていることに気が付く。勿論、メタフォなんて知っているのに教えてくれない。なぜか? 王狼如きに楽しいお話の時間を割くまでもないとのこと…。


ご主人様との楽しい時間を邪魔された六匹は、とても機嫌が悪いようで、誰が王狼をボコボコにするか喧嘩を始めてしまった。


「ガォン!」(お、お待ちください…。我らに敵対の意思はございません)


そう言うと王狼は、グルンっとひっくり返って、お腹を見せる。


「ガォン!」(貴方様方が…我らが敵対している西の王狼を全滅させたとお聞きしました。確かに敵対していましたが、共存の関係でもあったのです。他の種族からすれば、王狼としてひとつのグループであり、その数で…他の種族を牽制していました。しかし西が全滅させられたと知った他の種族は、王狼を脅威という認識から除外し、我ら東の王狼も撲滅させようと、意気込んでいるのです)


「キュッ!」(貴様ら…だから何だ? ご主人様が悪いとでも言いたいのか?)


「ガォン!」(ち、違います…。わ、我らを…是非、配下に…)


「配下ねぇ…」と、フェレンツァが王狼を見る。5匹か…。余程こっ酷くやられたみたいだ。もう種族存続の危機なのだろう、体裁なんて気にしてられないみたいだね。


「いいよ。僕はテイマーだし、皆で楽しく、数も多いほうが良いもんね」


・オウガァ ベース:狼、特徴:風、性格:リーダーシップ、生存率:ノーマル

・オウガィ ベース:狼、特徴:風、性格:優柔不断、生存率:ノーマル

・オウガゥ ベース:狼、特徴:風、性格:頑固、生存率:ノーマル

・オウガェ ベース:狼、特徴:風、性格:小心者、生存率:ノーマル

・オウガォ ベース:狼、特徴:風、性格:お調子者、生存率:ノーマル


(ふぅ〜ん。同じ種族でも性格は、全然違うみたいだね)


”テイマーの深淵”に意識を集中していると…。


『眷属となった魔物たちから、特徴を継承することが出来ます。継承を開始しますか?』


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