命の眷属 後編
ここは? 誰かのお家ですか?
<そうよ、ほら見てご覧なさい。あなたと同じサイズの女の子が寝ているでしょ?>
あれ? そい言えば、何で目が無いのに見えるのですか?
<ふふっ。それは私達たち眷属の力で、あなたにイメージを与えているから。ほら、腕もあるでしょ?>
あっ。あります!
<だけど、それは仮初の腕よ、今から、この女の子から、目と腕とか色々もらっちゃうの!>
えっ!? それでは…この子が、死んじゃうじゃないですか!!
<そうよ? 覚えているでしょ? ★を使ったら返さないといけないルールがあるって>
はい。
<この子は返すことも出来ずに、眷属の力を使い続けたの>
だけど、なぜ? わたしが??
<だって、この子、あなたの眷属なのよ? あなたが回収するに決まっているじゃない>
そ、そんな…。
<大丈夫よ、そのうち、使命感ってやつで、回収したくなるから!!>
あれれ? 確かに…。この子の目も、腕も、何もかも、取りたい!!
<でしょ? 良いわ、ほら、取っちゃいなさい…気持ちいいわよ>
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ハッと目が覚める。目が…見える…本当にあの子の目を…。腕もある…。これは…あの子の腕?
いや…わたしが短剣の練習で付けた傷がある…わたしの腕にしてしまったのか…。
■ステータス
・体:親の特徴を受け継ぐ
⇒獲得能力:女性の体、光の眷属(★)、剣の深淵、灰の眷属(★)、渦の眷属
際限なき魅了、闇の眷属、命の眷属(上位)
命の眷属(上位)か…。裸になって、鏡の前に立つ。あれ? 見た目は変わらないな。
ボフっと灰が撒き散らされ、灰の眷属が現れた。
「おい。忠告だ。お前は見た目が変わらないからって、今まで通りの生活を考えてないか? やめておけ、お前は心が弱い。きっと後悔することになる。お前が悲しむ顔は見たくない」
「どうすれば良いのよ?」
「そうだな…。旅に出ろ。お前の能力って、旅だと全然役に立たなそうだけど、世界を見てこい」
「何よそれ、どっちみち、苦労しそうじゃない?」
「きききっ。兎に角、親しい友人と別れろ。それが一番いい選択だ」




