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すみません。テイマリアン・サーガを読みたくて  作者: きっと小春
第五章 ひしめき合う闘争と成長点
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待望の授業

教師のアルプレは、転入生? 転入生扱いなのか?? 魔法剣のアルトとフィプスアローの愛弟子であるフェルスを紹介する。


シルシニル死亡原因やシルシニル退学理由についてはもう話したのだろうか? 


(うん。ベネツィオがいないときにね。でも安心して、誰もが正当防衛だと認めているわ)


心が繋がっているため、わたしの不安がリーナに伝わったのだろうか、直ぐに教えてくれた。


(ありがとう。リーナ)


そして、直ぐに授業が始まった。久しぶりの授業だ!! 楽しみ!!


「他のコースでは後期が始まると、新しい魔法を覚えます。魔法・戦術コースでは、斥候魔法、支援魔法のどちらかを。 魔法・魔導コースでは、応用魔法を。しかし魔法・高官コースでは、後期に魔法は覚えません。理由は、2つ。


1つ目は、元々このコースに来る生徒の魔の数は少ないのです。その生徒たちに不要になるかもしれない魔法は覚えさせられません。


2つ目は、高官コースで学ぶ、政治・謀略・策略等の知識と知力をより高めた後、それらをどのように使いたいか、使うために効果的な魔法は何かを考えた後で、自分で必要だと思う魔法を探して下さい」


相手を手駒にする簡単な懐柔の授業が始まる。これにはウーラの表情が歪む。きっと同様の手口を使われたのだろう。憤りを感じているウーラの太ももに手を添える。


「一緒に乗り越えよう」と小さい声で応援する。「うん」とウーラも頷く。


次の授業は、魔法の格闘実践。先程の鬱憤を払うように、ウーラの無双が続いた。


「ウーラ。あなたは一度敗北を知るべきですね」とフィプスアローの愛弟子であるフェルスが挑戦する。


ウーラの魔法弾を魔法障壁で防ぐフェルス。ウーラの魔法弾は発動までの処理時間の短さと威力が優れている。誰もがより発動までの時間が短い魔法障壁で防ぐしか思いつかないのだ。そしてフェスも…。ウーラはニヤリと笑い魔法障壁が砕けると同時に、もう一つの魔法である基本魔法の電撃を放った。


誰もが、いつものパターンだと思った。しかし…砕けた魔法障壁の後ろには、別の魔性障壁があり、それを電撃砕くと、その後ろにはフェルスが、基本魔法の電撃を放つ姿があった。


放たれた電撃は、教師のアルプレの魔法障壁によって防がれた。


「勝者、フェルス」と宣言される。「おおぉぉぉっ!!」とウーラの不敗神話が崩れたことに誰もが驚いた。


次の戦いは、スイレンと魔法剣のアルトだ。二人共、召喚した武器、斧と剣を使い戦うスタイルだ。


剣技はやや、アルトが上か? 領地グリスタール主催の武闘大会女子の部優勝者スイレンだが、男に膂力で勝てないと悟り、この学園の門を叩いたのだ。力だけが全てではないと、証明するかのように左手に持った小さなカラスの羽の杖から、波動を発動させアルトの動きを鈍らせると、大地の斧をフルスイングする!


おい…間違ったら死んじゃうけど!?


しかしアルトは左手にもう一本の魔法剣を召喚して、左右二本の剣で、大地の斧のフルスイングをブロックした。二本の剣で大地の斧を弾くと、アルトの突きがスイレンを襲う! しかしスイレンが作り出した魔法障壁に阻まれる。


「そこまで、時間切れだ」教師のアルプレが二人を止める。


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