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すみません。テイマリアン・サーガを読みたくて  作者: きっと小春
第四章 植え替えられた魅惑の少女
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手繰り寄せられた未来 その1

大量の誤字報告ありがとうございます。


ご指摘されると、恥ずかしい反面、嬉しかったりします。


いや、誤字脱字するなよ! と突っ込まれそうですが…。

イフリアン王国の宮殿内、封印の間で、ブリタルア王は、王妃であるミラージェルに責め立てられていた。


「私が知っているのは、ベネツィオが男ということ。なぜ嘘を?」


「な、何かの間違いだ。ベネツィオは男だ!」ブリタルアは全力で否定する。


目の前には、クリスタルに封印されたベネツィオ、フィプスアロー、メタフォたちの姿があった。


「全く話になりません。ジェフレイジ、フィプスアローの封印を解きなさい」


ミラージェルの氷のような視線は、王国騎士団・第一部隊隊長ジェフレイジでも、心が削られる。


封印から解放された王宮魔法使いフィプスアローは床に跪く。


「フィプスアロー。明日の昼までに、ベネツィオの情報を包み隠さず全て報告しなさい」


「仰せのままに…」


***** ***** ***** ***** ***** 


ブリタルア王、王国騎士団・第一部隊隊長ジェフレイジ、王宮魔法使いフィプスアローが固唾を呑んで見守る中、ミラージェルはそっと資料をテーブルの上に置く。


「魔を増やすための薬、緑色の液体の副作用で…女性の体に? これは…立証されているのですか?」


王宮魔法使いフィプスアローは即答する。


「はい。既に一般的にも知られている症状です。2回目の服用で女性に、ベネツィオは光の眷属ですので、最低でも4回目ほど服用を試したと考えられます」


「わかりました。さて、本題に入りますか。しかし、一体何から解決すればよいのやら…。まずは外交問題に発展するであろう遺跡の火柱についてですね」


「はい。火柱は隣国からも確認要請が届いております。その正体は、ベネツィオの保有する魔物の一体による破壊スキルです」


「魔物の破壊スキルですか? 魔物があのような威力の攻撃を? 納得できませんね。証拠はあるのえすか?」


「私の眼の前で発動したスキルです。またジェフレイジ閣下も遠目ながら視認しております」


「二人が揃って証言するならば間違いはないのでしょう。しかしブリタルア。あなたが魔物をベネツィオに託したそうではないですか。その魔物の出処は?」


「王都のテイマー研究所だ。当時の研究者は全員死亡…。何も証拠はない」


ブリタルアの回答が終わるのを待って、フィプスアローが話し出す。


「あれは…”忘れられた地下大迷宮”の更に地下、”十字路の鍾乳洞”に封印された魔物のスキルに酷似しています。”十字路の鍾乳洞”への調査を許可して頂きたい」


「わかった。だがまだ動かぬ方が良い。そこも重要な問題だが、それは国内の問題だ。今は対外的に何と公表するかが問題だ」ブリタルアが頭を掻きむしる。


「原因が特定できれば簡単です。なるべく正直に公表すれば良いのです。何者かが遺跡に侵入し、古のアンデッド生成装置を起動させられたことにより、溢れかえったアンデッドを処分しただけだと。方法などは極秘事項のため詳細は公表できぬと言えばよい」ミラージェルは簡単に答える。


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