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すみません。テイマリアン・サーガを読みたくて  作者: きっと小春
第四章 植え替えられた魅惑の少女
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遺跡のクエスト その7

わたしは反省する。何で来ちゃったんだっけ? 元々反対派だったじゃないか…。


懐かしい”三日月の砂浜”を思い出す。波が引いてまた押し寄せてくるように、アンデッド達が引いたのではなく広域破壊術式によって滅ぼされただけ、つまり押し寄せる波の如く…。


アンデッド達の大群が、広域破壊術式の外側より押し寄せてきた!!


残りのアンデッド達の討伐のため、散開してしまった冒険者達をアンデッドの波が飲み込んだ。


周囲の生徒たちは腰が引けてしまっている。


「来るよ!! うさ角は、後ろの二人を援護して!」


スケルトンの頭蓋骨を右手の短剣で砕く! わたしを左側から抜けようとしていたスケルトンには飛び蹴りを入れる。着地すると同時に攻撃を仕掛けてきたスケルトンの剣を左手の短剣で優しくいなし、右手の短剣で頭蓋骨を砕く。


スイレンは大地の斧をグルングルンと自分を中心に回す、ただそれだけでも次々と襲ってくるスケルトンが面白いように粉砕されていく。


ウーラは右手に持つ金属製の杖に魔法弾を込めて放つ。放てばどれかの骸骨に辺り、周りの骸骨を道連れにして弾け飛んだ。左手には基本魔法の電撃が込められていた。放ってみたが、あまり効果がないようだった。


リーナは浄化を範囲魔法として発動させる。範囲は狭いが、乱戦の今ならば効果的な魔法となる。


その二人の背後をメタフォが完全に守りきると、うさ角がウーラとリーナの魔法の再使用までのタイムラグ中の攻撃を担当していた。


まずい…わたしが全力でも、このチームを守ることしか出来ない! 他の皆はっ!?


正面に広域破壊術式が展開され始めた。あと2分! どうにか耐えて!!


渦の魔法、灰の魔法、光の魔法、基本魔法、火の魔法


研究が進んでいないため、これだけの魔法が使えるのに、広範囲魔法が見つかっていない。


やはり…一人で、ダンジョンに潜らないと…。渦の魔法や灰の魔法などは、周りにどのような影響を齎すのか怖くて使用できていなかった。


それでも、魔法が使え、二刀流になったことで、攻防のバリエーションが増えた。魔法障壁を出し、スイレンの援護をしたり、同時にスケルトンを切り裂くこともできる。最近、試していないけど、二刀流なら、メタフォの30連撃をクリアできるんじゃない!?


広域破壊術式が発動すると、スケルトンが押し寄せる数が圧倒的に減る。その隙に態勢を整える。


「みんな! 固まれ! 固まって! 前進だ!!」


騎士団、冒険者、学園生徒が、固まりつつ前進する。仲間の屍を乗り越えて…。


「ベネツィオ! これからは、全チームでフォーメーションを組む。悪いが、ベネツィオ。先頭を任せてもいいか?」


司令塔のセニシアルからの命令だ。

「勿論」


「残り、約10秒で、広域破壊術式が消える! また次まで耐えてみせろ!!」司令塔のセニシアルが叫ぶ。

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