遺跡のクエスト その2
近くにいたゾンビに火の魔法を使ってみる。
「火の雫!」ゾンビの頭上に一滴のマグマが落ちる。ジュっ! と言うと音共に、脳天を通過して、股間から、マグマが落ちる…。ナニコレ…怖い、怖すぎる!!
マグマが床に落ちると同時に、ゾンビが燃え盛る!!
「今の何なのよ!」とウーラが憤る。そうなのです。ウーラは属性魔法っぽいのを持っていないのです。「火の魔法よ…」と言うと、キーっ!って顔になる。後で、魔導書買ってあげようかな。
お昼の時間になると、遺跡の入り口あたりで屋台を出している簡易フードコートで、サンドイッチを買う。出発が金曜日の夜中だったから、お弁当もないのです。寮内に調理場もないんだけどね。
三人は思いっきり戦えたのがストレス解消になったのか、晴れ晴れとした顔で、サンドイッチを頬張っています。
「おい、遺跡東部の討伐隊からの情報だ。どうやら遺跡の地下への入り口が見つかったみたいだ。参加したいやつは、東部へ向かってくれ!」と伝令役が走り回っている。
「どうする?」とスイレンが聞いてきた。
「地上で良いんじゃない?」ウーラが答える。
わたしは地下に行きたい派だ。でも…明日の午前中には遺跡を出発しないとイケないのです。
「今回は無理だよね…」私が言うと、「遺跡の中って、怖そうだもんね」とリーナが言った。
サンドイッチはBLT、ツナ、たまごの三種類だった。全部食べ終わると、また遺跡へ向かう。
本当なら渦の魔法と灰の魔法を試してみたいのだけど、ちょっと何が起こるかわからないから、怖いんだよね…。
撲滅までに10日かかると思われた地上を徘徊するアンデッドたちは、夕方頃までにほぼ討伐されていた。クエストの参加者が予想よりも遥かに多かったことが原因だろう。
「まぁ、おかげで安全に狩りができ。少し早いが、明日の朝一で帰るか」
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都市フェイリスに戻り、冒険者ギルドに報告をした後、ドロップアイテムを売り、昼食を食べながら、報酬を山分けする。まだ時間も早いので4人はそれぞれ自分の時間に割り当てた。
わたしは学園エリアに戻ると、道具屋に向かったのです。
魔法の箱の大きさが、幅4m・高さ3m・奥行き6mのちょっとしたウォークインクローゼットのような感じです。勿論、自分自身も入れる。また箱の中の時間はとてもゆっくり流れているため食料の保存とかにも便利なのです。
それに次元を超えた箱だから、敵から逃げるために使えます。現実世界の敵が立ち去るまで、箱の中で隠れているだけ。また怪我や病気になったときのために、冒険グッズの他に、布団とか食料とかを購入する。
かなりの出費になったけど気にしない。
今度は魔法屋に入る。基本魔法を2つ覚えたら再使用の時間とか気にしないで便利かなと思ったんだけど、基本魔法など学園で使う魔法は売ってないらしい。また汎用的な属性魔法の本も売っていなかった。特に欲しい魔法書が見つからないため、店を後にした。




