二ヶ月後
・渦の魔法…禍々しく運命を歪める力を持つ魔法。何これ…こ、怖い…。
・灰の魔法…取るに足りないものとする力を持つ魔法。これも…怖いよ…。
・光の魔法…未来を照らす力を持つ魔法。うんうん、未来思考だね!! えっ!?
結局、汎用的な3つの魔法って、具体的に何ができるかわからない。でも同じ光の魔法なのに、リーナと違って、回復魔法使えないような…。
スイレンはわたしの胸をぎゅっと掴みながら寝てしまった。ちょっと痛い…。
・基本魔法…基本の魔法。学園内で作られた魔法。これ1つあるだけで、全然、違うんだよね。”十字路の鍾乳洞”もこれがあれば結構楽だったかもね。
どうしようかな…夕食もお風呂も…まだだけど…スイレンがやっと落ち着いたところだし…。
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それから二ヶ月後、授業の魔法対戦で、わたしはウーラと戦っていた。
「ベネツィオ! まずは…覚えている? これを防げないなら、二ヶ月間が無駄だったってことよ!」
あの時と同じように、金属製の魔法の杖に魔力を込めると、わたしに向かって魔法弾を放った!
わたしは慌てずに、基本魔法の魔法障壁を短剣に込めて発動させる。
ウーラの魔法弾がリキャストに入ると、わたしの基本魔法もリキャストに入る。
ウーラは、わたしが発動させた魔法障壁が意味を成さない真横に移動して、基本魔法の電撃を発動させようとしている。
わたしの基本魔法が使用可能になる前に勝負をつけるつもりだ。わたしも負けじと、盗賊の手首を発動させ、ウーラの金属製の魔法の杖を盗む!
「えっ!?」突然手から魔法の杖が消え驚く。ウーラの杖は、わたしの右手に移動されたのだ。
だが、すぐに冷静さを取り戻したウーラは、右手に基本魔法の電撃を込める!
しかし、わたしも既に違う魔法を発動していたのだ。
ウーラが放った魔法が、わたしが光の魔法で作り出した幻影を壊す。そして、わたしの基本魔法が使用可になっているため、わたしも電撃を放とうとしてとき…。
「そこまで!」と教師のアルプレに止められた。
「勝者、ウーラ!」とウーラの勝ちが宣言される。な、なんで? と、きょとんとしていると、教師のアルプレが説明を始める。
「ベネツィオが電撃を撃つ前に、ウーラの魔法弾が完成していたのだ。つまり…ウーラは2つ同時に魔法を使える」
えっ!? そんなのありなの??
「ふふっ。どう? これが偉大で純粋な魔法使いの実力よ?」地面に這いつくばるわたしを見下ろすウーラ。ぐぬぬ…。悔しい。
「まぁ、ベネツィオも悪くない。短剣の物理攻撃、テイマーの魔物を許可していれば、勝負の行方はわからなかったな」と教師のアルプレに慰められる…。




