名探偵ウーラ
「私の本気の一撃を…短剣でいなした!?」 おいおい…本気の一撃を自分に放たないで!!
「兎に角、落ち着いて! わたしは大丈夫。女の子にキスされるのも、これが初めてじゃないから」
「わ、私は…初めてだ。女にも…男にも…」
「余計、いろんな汗をかいちゃったよ。もう、着替えも見てね。きっと見慣れたら、何とも無くなるからさ」とアカデミックローブを脱ぎ、下着姿になる。言葉使いも、適当になってきたし、もうこれで良いんじゃない? 夏用のアカデミックローブに着替えると、スイレンさんを見た。
たらりと、鼻血を垂れ流す、スイレンさん、ちょっと! そこまで興奮するの!?
「ごめん、刺激が強すぎたみたいだね」
そこにウーラとリーナが遊びに来た。「ちょっと、何を騒いでいるのよ、廊下の隅っこまで、聞こえてたわよ?」とウーラに注意される。
事情をウーラに話すと「やっぱり…ね。リーナ協力して、ベネツィオの近くにいてみて」などと何やら実験を始める。
「えっ!? 近くに??」とリーナも困惑した顔でわたしに近づき、二人でべっどに腰をかけてみた。
徐々にリーナの呼吸が荒くなる。「あ、あの…。これは…どういうことなのでしょうか?」とウーラに説明を求める。
「リーナ。正直に答えて。この部屋に入るまで、ベネツィオに対して、同じような気持ちになったことは?」
「えっと…宿場村で遭ったときよりも、数段…ベネツィオさんが可愛くなって見えました。それは…アカデミックローブのせいなのかな? とか考えていましたが…」
「では、今の気持ちを…正直に言ってみて」
「えっ!?」とリーナは、全員の顔を確かめるように見つめた。
「大丈夫。正直に言ってくれたほうが、スイレンもたすかるはず」ウーラがリーナに言った。
「はい…。あの…。す、すごく…ベネツィオさんが愛おしいです。苦しいほどに…」
スイレンの顔がハッとなる。「そうなんだ…。私だけでは…ないのか!」
「これで立証されたかな? ベネツィオ、何か人を魅了する能力を身に着けていないかい?」
「わ、わたしっ!?」ステータスを久しぶりにみると…なんだ…これは…。
■ステータス
・頭:洞察力がある
⇒獲得考察:闇の真理、服従の論理
・体:親の特徴を受け継ぐ
⇒獲得能力:女性の体、光の眷属(★)、剣の深淵、灰の眷属(★)、渦の眷属
際限なき魅了
・魔:★★★★★★★★★★☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
⇒獲得魔法:魔法の箱、悪の認識、契約魔物3匹、盗賊の手首、進化の奇跡
渦の魔法、灰の魔法、光の魔法
・心:努力を惜しまない
⇒獲得心理:命の達観、乙女の心、無常の諦念
際限なき魅了、どうみてもお前が犯人じゃないか…。




