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あいうぉんととぅーびーあ ニンゲン!  作者: 今はまだ保留でお願いします
20/29

お泊り会といったらこれだよね

夏村×椎菜です。

「ってことがあってさ……」


椎菜の部屋で、先程自宅で起きた出来事を話す。


あれだけの衝撃を自分一人で抱え込むのは無理だと思ったため、信用できる椎菜に話したのだ。



「もうびっくりしたよ……」


はあー、とため息混じりに話す。


椎菜の表情を確認すると、今にも泣き出しそうな顔をしていた。


「うぇい?! 椎菜?! ごめんごめん! 別に怖がらせようとしたわけじゃなくてさ! えっと……だから泣かないで……!」


――泣かないで! 泣かせるつもりなんてなかったから!


「ううん、違うの……」


「え?」


「あのね、そうじゃなくてね……」


顔は笑顔ながらも、少しだけ濡れた声で話す。


「夏村ちゃん、可哀相だなぁと思って……いきなりあん子ちゃんに迫られちゃって、怖かっただろうなって……」


涙を拭いながら、まるで自分のことのように心配してくれた。


椎菜は優しいなあ、と心から思った。


「そ、そんな、優しいだなんて……」


「椎菜には心を読む能力があったのか!」


「な、無いよ! 声にでてたんだよぅ……」


本音がぽろっとでていたようだ。


でもね、と椎菜は続ける。


「夏村ちゃんが怖い思いをしたっていうのは、読み取ったよ」


「あはは、そっか」


「二人ともー、お風呂沸いたよー」


母親の一言で、お風呂へ向かった。



☆★☆★☆



「昔からだけど、夏村ちゃんってすらっとしてて綺麗よね。背も高いし」


夏村が体を洗っていると、椎菜が呟いた。


「そんなことないって。確かに背は高いけど、胸とか無いし、可愛さゼロだからね。それに比べて、椎菜はスタイル抜群じゃない。色白だし、胸もある。それに可愛い!」


椎菜を褒めると(というか本当のことを言っただけ)、顔を赤らめて恥ずかしがっていた。


「わ、私なんて、ただ太ってるだけだよ……」


体を洗い流し、


「でも胸があるのは事実じゃん? このFカップめ! くそう! うらやましいっ!」


浴槽に飛び込んで椎菜の体をくすぐる。


「ひゃあっ! く、くすぐったいよぉ、夏村ちゃん! あは、あははっ! それに……あは! まだ、Eカップだよぉ!」


EとFなんて変わらない、と夏村は思う。


夏村はAかBかで争っているのだから。


「おらぁ! もっとくすぐってやる!」


こちょこちょこちょ。


「うふふふっあはははっ!」


「ふっふっふ、私のくすぐり技術をなめるな!」


「 あはは、ごめんね。ていうか、変なスイッチ入ってるし……夏村ちゃって本当おもしろい」


これは褒めてもらっている、という解釈でいいのか?


「でもさ……」


「ん?」


椎菜が急に真面目なトーンになる。


「こうしていろんなことができるのも、私達だけだよね……。夏村ちゃん、後ろ向いて?」


言われるがままに後ろを向く。


すると、背中にぴとっと椎菜が抱き着く。


「ふぁ?」


いきなりすぎて、思わず気の抜けた情けない声がでてしまう。


自身の背中に、椎菜の大きくて柔らかな胸が当たる。


お互いの体が水の中とはいえ、その柔らかさは伝わってくる。


「信用し合ってるからこそ、お風呂……いや、服も着ないでじゃれあえるんだよね……」


椎菜の手は、正面に回ってくる。


そしてその手は、夏村の小さな胸を覆う。


「椎菜? ………」


どうしたの、と尋ねようとしたときに、夏村は変な気分に襲われた。


少し意識が遠退くような、それでいて自分の本音を探られるような、不思議な気分。


しかしどこか心地好くて、懐かしくて、本当の自分をさらけ出せるような気分。


一言で済ますと『気持ちい』。


「夏村ちゃん、私達ずっと一緒にいよう? いつまでも、ね?」


抱き着く力を強め、甘えたような声で聞いてくる。


だんだんと意識がはっきりとなり、元通りになってきた。


「うん、いつまでも一緒だよ? 当たり前じゃん」


力を弱め、「よかった」と呟く椎菜の声を聞くと、落ち着いた。


「ねぇ、夏村ちゃん。ちょっとこっち向いて?」


「なに?」


椎菜の手から解放され、彼女のほうを見る。


「ねぇ、夏村ちゃん……お願いがあるの……」


「おう、なんでもいいよ!」


なんでもいい、という一言に椎菜が反応した。


「本当? じゃあね……私と、キス……しよう?」


「てーい? キス?」


「うん……駄目?」


椎菜にばっちりと上目遣いを決められる。


――断れないなあ……。


「いいよ、キスしよ?」


「じゃあ、夏村ちゃんから……して?」


天使のような微笑みを浮かべ、「さあ、キスをするんだ」と言わんばかりに、目を閉じ唇を向けてくる。


その唇に、自分のそれをゆっくりと重ねる。


さらに椎菜は、夏村に手を回してくる。


つられて、夏村も椎菜の体に手を回す。


唇を離し、お互いに見つめ合う。


「夏村ちゃん、顔が真っ赤だよ?」


「それは椎菜もだよ?」


もう一度見つめ合い、笑う。


「あははっ! 私、夏村ちゃんとキスしちゃった!」


「椎菜とキスしちゃった!」


「私キスしたのって、人生で初めてだよ!!」


「私……」


私も、と言おうとして口をつぐむ。


「夏村ちゃんはさっきされちゃったんだもんね……」


少し残念そうに椎菜が言う。


あん子に襲われたことを思い出したのだろう。


「いや! でもキスだけだから! それ以外はなにもしてないから! そんな悲しそうな顔しないで?」


「そうだ……」


言いながら椎菜が気絶した。


というより、のぼせた。


「ふぇ〜……」


漫画で言うところの、目が渦巻きになっている感じだ。


「し、椎菜?! 大丈夫?!」


「ふにゃぁ〜、大丈夫ぅ……。そろそろ、上がろうぅ……?」


「もちろんだよ!」


二人は浴室を出た。



お泊り会といったら、なんといってもお風呂でしょう!

あと布団!


さて、この回で椎菜ちゃんのバストが判明しました。

やっぱりお菓子屋さんの娘はちょっとぽっちゃりしてないと!笑



ポイント、感想、お気に入り登録、ありがとうございます。

確認しながらにやつきました。←

これからも頑張っていきますよー!

よろしくお願いします!



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