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あいうぉんととぅーびーあ ニンゲン!  作者: 今はまだ保留でお願いします
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19/29

★☆泊まるよ止まらないよ☆★

R‐15です。


★☆言葉☆★というように、星で囲ってあるものは、R‐15です。



夏村とあん子は自宅に戻り、荷物を下ろした。


すると夏村は、スクールバッグよりも大きいサイズのバッグを引っ張りだし、その中に下着やパジャマを入れた。


さらに、夏村のトレードマークであるヘアピンが入ったケースも入れる。


その種類は様々で、星やハート、ニワトリがついたものや、なかには寿司がついたものまである。


「夏村サン、ドコカ、オデカケデスカ?」


「うん。実は今日ね、椎菜の家に泊まるんだ」


あん子と莉子が乱入してくる前に約束したのだ。


「オトマリ……、デハ、キョウ、夏村サン、イナイデスカ?」


「そうだね。あ、夕飯は作っておくから」


「エッ……」


「あん子?」


捨てられた子犬のような顔で、夏村を見つめる。


「………………夏村サンハ、ワタシノコト、キライ、ナノデスカ?」


「……はい?」


唐突に聞いてきたので、理解できずに戸惑ってしまう。


「………………夏村サン、椎菜サントバカリ、ナカヨクシテマス……」


あん子の表情は曇っていく。


「そんなことないよ。あん子とだって仲良くしてるし。まだ出会ってから二日目だけど」


「……オトマリ、ナニヲスルノデスカ?」


曇った表情のまま、違う質問をする。


あん子はなにを探ろうとしているのだろうか。


「えっと、一緒にお風呂入ったり、ご飯食べたり、同じ布団で寝たり……あ、朝ごはんも一緒に食べるよ」


「…………ワタシトハ、シナイ、デスカ?」


若干湿った声で尋ねる。


あん子は完全に下を向いてしまったため、表情を確認することができない。


「あん子とは昨日今日とやったじゃん。一緒に住んでるし」


「――クテ」


「ん?」


「……ソウジャナクテ!」


顔を上げたあん子の目には、涙が浮かんでいた。


「ナニカマチガイガ、オコルカモシレマセン!」


「ま、間違い?」


あん子の気迫に圧倒され、たじろいでしまう。


「莉子サンガイッテイマシタ! 百瀬サント柑奈サンハ、イッショノフトンデネムッタリ、オフロニハイッタリスルッテ!」


「ソノトキニ! オタガイノ、ムネヲサワリアッタリ、フクヲキナイデ、ダキアッタリスルンダッテ!」


「ワタシトハ、シナイデスカ?!」


「……は? それはどういう……」


言い終わらないうちに、夏村にあん子が迫ってくる。


するとあん子は、夏村の制服を脱がし始める。


リボンを取り、襟付きセーターを脱がす。


「え、ちょ、なにすんの?!」


夏村の叫びもむなしく、あん子の手はとまらない。


ベストのボタンをすべて取り、スカートを脱がす。


そして一気にハーフパンツを下ろした。


「……っ?! なにしてるんだってば?!」


あん子の魔の手からかろうじて逃げる。


今の夏村はブラウスにパンツというスタイルだ。


白く細い太ももがあらわになり、ブラウスからはブラジャーが若干透けている。


その格好のまま、部屋の隅っこに走って行く。


「いきなりなにすんの?!」


「莉子サントバカリ、ヤラナイデクダサイ! ワタシトモ、ヤッテクダサイ!!」


いつの間にか夏村と同じ格好になったあん子は、まだ迫ってきていた。


夏村の両手をとり、その手をさらに壁につき、夏村を追い込む。


夏村の手は動かせない。


「ワタシトモ、キス、シテクダサイ……」


「は?! あん子とはいつも、充電の……」


あん子の潤った唇に塞がれ、言葉を続けることができない。


驚きと衝撃的なこの状態のおかげで、身動きがとれない。


完全にあん子のペースだ。


上唇と下唇を割って、あん子の舌が入ってくる。


夏村の舌とあん子の舌が絡み合う。


口がだらし無く開き、唾液が下に垂れる。


抵抗できない夏村を、あん子がさらに襲う。


夏村の体に抱き着き、ブラウスのボタンを下から外していく。


胸下ほどまでボタンを外し、唇を離す。


「夏村サン、ツヅキハ、フトン、デス……」


夏村の手を引っ張り、布団に向かう。


が。


「や、やめてよ!!」


夏村が正気を取り戻し、抵抗する。


「こんなことしていいわけないじゃん!!」


ブラウスのボタンを戻しながら叫ぶ。


「ダ、ダッテ! 柑奈サント百瀬サンハ、ヤッテルンデスヨ?! ソレデ、ドウシテワタシト夏村サンハ、ダメナンデスカ?!」


「それは……」


言うのを躊躇ってしまう。


「ナンデスカ?!」


だが、あん子の涙を浮かべた目を見ると、決心がついた。


「それは……!」



「あん子が人間じゃなくてロボットだからだよ!」



あん子が膝から崩れ落ちた。


目に溜まっていた涙が溢れ出した。


それは止まることを知らず、まるでダムが決壊したかのように流れ出す。


「ロボット……」


「あん子は、ロボットじゃん……。柑奈と百瀬は、人間同士なんだよ」


「ウ、ウアーーン! ア、アァ……」


声をあげながら泣き出す。


まるで小さい子供のようだ。


「ジャ、ジャア!」


しゃくりあげながらあん子が聞いてくる。


「ワタシガ! 夏村サンノマエニ! ニンゲントシテ、アラワレテイタラ! イロイロ、シテクレタンデスカ?!」


「……それはっ」


声がでない。


しかし、無理矢理声をだす。


返事をしないといけないから。


「そ、それは! …………わからない、よ」


今はこう言うことしかできなかった。


泣き出すあん子を視界にいれないようにしつつ、椎菜の家に行く準備をする。


行くときの格好は、もちろん制服だ。


明日も学校があるのだから。


「ウアアアアン! トマラナイデス! トマラナイデス……! メ、カラ、エキタイガ……トマリマセン! ウアアアアアン!」


無理だとわかっていても、なるべくあん子の声もシャットアウトしているつもりになる。


「ウアアアアアン!」


準備が終わり、靴を履く。


「………………目からでてるのは涙だよ。あと、その感情は‘悲しい’っていうんだ。じゃあね」


ドアを開ける前に一言言った。


これくらい教えるべきだと思ったから。


そして、ドアを閉める直前に叫ぶ声が聞こえた。


「ワタシハ! ゼっタイニ! ニンゲンニ、ナリマスカラネっ!」


本当の本当に、少しだけ人間らしい話し方になった気がした。



あまり上手に書けませんでしたが、お楽しみいただけたでしょうか?


……というより、楽しんでいただけたら嬉しいです!笑


それと、次回から第二部という形になります。

なぜかというと、「ゼッタイ」から「ゼっタイ」というように、あん子さんが若干進化したからです。

小文字が平仮名表記になったんです!

細かくてごめんなさい!


それではまたノシ


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