二十五話 壊れそうで壊れない日常
夏休みも終わり、そして秋が始まり、今終わろうとしている。そしてこの秋が僕達の分岐点なんだろうと全てが終わった。今のぼくはそう思った。
さ〜て今日から秋が始まると思いたかった。何故ならまだ全然暑いからだ。なんでこんなに暑いんだと心の中で、愚痴りながら屋上へ向かうすると、いつもように希望さんがいた。
「最近暑くない?」
「うんあつい気がする」
「やっぱりはぁ早く涼しくならないかな」
「ねぇ一つ聞きたいことが…」
「おっと危ない」
ボールが飛んできたので咄嗟に希望さんを守る。あれさっき希望さん何か言おうとしてたな、もう一回聞いてみるか。
「何か言った」
「いや何も」
「そう」
でもなんか言おうとしていた様なきがするけど、まぁ希望さんがいいって言うなら大丈夫かな。その日も何事もなく昼ごはんを食べて、家に帰ってベットに寝転んだ。ふぅ〜今日も終わったな、よし明日も頑張ろう。そう意気込んで電気を消して眠りについた。次の日もいつものように学校に行くと、下駄箱から上靴が消えていた。あれどっかやったかなと思って、周りを見ると明らかにゴミ箱の中に入っているのを発見した。マジか取り敢えずカバンに入れておいた、予備を使うことにした。授業を受けて昼休みになったから、先生に靴の指定等がないか確認しに行ったすると先生は。
「どうしたんだ急にまぁ指定とかはないがあまり派手な物は禁止だからなあぁ後体育館シューズだけは学校指定だからな」
「はい」
「それだけか」
「そうです」
「じゃあ教室に戻っとけ」
そう言われて教室には戻らず、いつものように屋上に行こうとすると後ろから呼び止められた。
「あの…ごめんなさい図書館ってどこですかね」
「あぁそれならあっちの方に…」
と説明しようとすると向こうは
「いやその…言葉だけじゃ…わからないから」
「あぁごめんじゃあ案内する」
そして図書館に案内し終えて、今度こそ屋上に行こうとしたが時間的に厳しくなった。しょうがない今日は教室で食べることにするか。希望さんには明日謝ろうそう思って、教室に戻って弁当を食べた。その日は靴のゴミ箱以外の被害はなかった。帰りにコンビニによっていろんな準備を始めることにする。なんせいじめが始まったかもしれないからだ。家に帰り、今後起きるかもしれないいじめを書いていく。勿論小学生がやるような物とは違い高校生だからな、高度な事もしてくると考えた方が良いかな。あり得そうなものをノートに書いていく。そしてこれらに対応できる策を入念に考える。取り敢えず今日の内に、靴類は家に持ち帰った。これで明日以降捨てられる可能性は低くできる。外靴や学校に行く際の靴、上靴は高校生になってお小遣いもあるし、予備を安物で数個買っておこうかな。そして体育館シューズは必要な時だけ持っていこう。そうすればたぶん問題はない。捨てられたら拾わず放って置いて、できれば先生を経由して回収する。他には…とその日は夜遅くまで対策を練って次の日に備えて眠りについた。そして次の日の休み時間トイレに入ると、そそくさと折りたたみの傘を広げるすると上から水が降ってきた。勿論傘をさしているのでノーダメージで全く濡れなかった。そしてそのまま外に出ると外には取り巻き数名が驚いたような顔をして出てきた自分を凝視してくる。それを無視して僕は、外に出たまぁこんな事やってくるよね。流石に読める。よくあることだし典型的すぎる。もう少し捻った物をやるのがいじめかと思ったけど、今の所そんなに激しい物はないな。さてと今日こそ昼休みに希望さんと弁当を食べようかな、少しして昼の時間になったから昼ごはんをカバンから取り出して屋上に向かう。すると後ろから走ってきた男子生徒に持っていたパンを取られた。まぁいいかそして屋上に向かったが希望さんはいなかった。それからプレザーの中にしまってたパンを食べながら、昼休みが終わるギリギリまで待ってた。けど希望さんはこなかった。今日は用事があったのかな。その日は、それ以外は特に何もなく終わった。次の日は少し席を離れた隙にノートのコピーが捨てられていた。でもまだたくさんあるから大丈夫かな。そう思ってカバンの中から次の授業のノートコピーと教科書コピーを取り出す。こうすればノートや教科書を捨てられずに済む。新しく書いた分に関しては写真を撮れば問題はない。先生に指摘されても忘れたからとか説明してごまかせば何とかなると思う。そして準備を終えて授業を受ける。授業が終わったその日の帰りに、授業の時間割を見て家に帰る。そういえば今日は屋上に、行けなかったな。明日こそは、行けるといいな。さてと時間割も見てきたし、ある作戦を立てようかな。初めてやけどこれが成功すれば少しはやる気がなくなるといいが、まぁ多分なくならない。それどころか、激化しそうな気はする。やっぱりやるのは止めたほうが良いかもしれない。でもやった方が早くいじめを沈める事が出来ると、僕的には思うんだよな。でもどうだろう。それからかなり長い間考えたが、結局答えを出せなかった。なので明日再度考えることにして、その日は寝た。次の日学校に行くと、その日はさも当り前かのように階段から落とされそうになっった。更には掃除用具入れを開ければ、中身が倒れてくる。歩けば画鋲座っても画鋲。どうやってそんなに、画鋲を集めたのかというほどの画鋲が攻撃してくる。ただそもそもこの高校分厚いサンダルみたいな上靴だから効果なし。座る際も確認すれば特に何もなく。上靴に画鋲が刺さり続けてどんどん防御力が上がっていく。ただ画鋲が上靴に刺さりまくっていると少し足が滑りやすくなった。因みに取るのは諦めた。少しふらつきながら今日こそはと屋上へ向かうが途中で、ぶつかられて階段から転げ落ちた。また立ち上がろうと試みたが、足に電気が走るような激痛がはしった。それでも諦めずに屋上に向かおうとするが階段を上がる途中で先生に見つかってしまった。
「何してんだ」
「いやその…」
と誤魔化そうとしたが先生に足を引きづってるのを見られて。
「どうしたんだその足保健室に連れて行こうか?」
「いや大丈夫です」
そう言って屋上への階段を登ろうとしたが先生に止められて保健室に強制的に連れて行かれた
「これかなりやってるねぇ〜そうかこれ…」
と保健室の男の先生が足を観察しながら何かぶつぶつとしゃっべていた
「大丈夫ですかね」
「う〜んと少しの間学校は休んだ方が良いかもね取り敢えず両親に電話しようか」
「はい」
それから両親に電話をしてもらった。それからしばらく保健室でベットで寝ていた。暇になったのでさっきまで刺さってた画鋲を抜きながら親が来るの待った。最後の二つを抜こうとした頃に母さんがやってきた
「大丈夫?」
「うん少し転んでねごめんなさい」
「別にいいわ彼方が無事ならね」
「一応病院での検査を受けておいてくださいね」
と保健室の扉の前でそう保健室の先生が伝えていた
「わかりました今日は息子をありがとうございました」
「いえいえそれじゃお大事に」
そう言って先生は、保健室に戻って行った。僕は母さんの肩を借りながら車に乗って、車で家まで送ってもらった。母さんは、まだ仕事が残ってるからと行ってまた車に乗って行ってしまった。それからふらつきながらも寝室に入って、寝転がった。さてと休む日に何しようかな。ていうか最近全く希望さんに会えてない気がする。そういえば今度の文化祭いつだっけ?。確かこの辺に…机の引き出しをいくつか開けながら探すと、引き出しの奥の方に行事の予定表が入ってた。それを確認すると文化祭の日が去年より一週間遅れていた。なんで遅れてるんだろう。何かあるのかなと考えて、また行事予定を引き出しに戻した。その後は、夜ご飯まで眠ることにして次の日もまだ足が痛むので休むことにした。勿論何かすることがあるわけでもないし、足は痛いのでベットの上からは全く動かずにいることにした。そしてその日も何事もなく終わり。次の日には痛みが引いていたので、学校に行くことにした。その日の最後の授業は、今回の文化祭についての説明会があるとのこと。それから昼休みになって屋上に行くが、希望さんはいなかった。最後の授業の時間になり移動して、座って待っていると説明が始まった。内容としては去年の様な話し合いで何か一つをクラスでやるのは変わらず、別にやりたい人はチームを組んで自分達で何かををやることができるらしい。ただいくつかの条件があるとのこと。その為に今年は準備期間を長くしているとのこと。挑戦したい人は職員室前廊下の配布物棚の上の赤い籠の中に用紙が入ってるので、必要事項を記入し提出するようにとのこと。確かに今回は特殊だな、ていうかもしかしてだけど加村がやりたがったりしないよな。そんな事を考えてると、先生が今日はこの場で帰りのホームルームをするらしい。なのでこのまま待機しとくようにと言われた。そう言って先生が一時退場した瞬間加村がこちらに向かってくるのが見えた横まで来た加村は喋りだした。
「なぁ今さっきの話俺たちやらねぇか今日はこの後暇なら話そうぜ」
今日は何も無いけど断りたいでも少し楽しそうだしいっか。
「良いよ」
「よっしゃあじゃあとで教室で集合な」
「わかった」
そう言い終えると、加村は元の場所に戻って行った。それから少しして先生が戻ってきて、帰りのホームルームを始めた。帰りのホームルームが終わり、教室に戻るがまだ教室には誰もいなかった。まだ加村は戻って来てないのかと思い。自分の席に座って待つことにした。そういえば希望さん最近見てない気がするな、どうしたんだろう。そんな事を考えようとした瞬間加村が翔さんと穂波さんを連れて戻ってきたが、その顔は何故か暗かった。
「どうした」
「いや実はな…希望のことなんだが」
「希望さんがどうかしたのか」
そう加村に聞くと少し黙ってから意を決して喋った
「実はいじめられてたらしいんだ」
「はっ…」
「おかげで今は学校に来てない希望はなんで頼らなかったんだ」
「しょうがない私達に頼ろうとしても遠ざけられれば勝ち目はない」
「まさかあんなに女の子に囲まれるのが罠だったなんて」
「……それはっ!気づけや!」
その言葉と共に加村は翔さんによって、蹴り飛ばされた、加村は少し中を舞った後地面に激突し、鈍い音が静かな教室に響いた。まさか自分がいじめられていたのは希望さんから遠ざけるためでもなんで…




