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一緒に背負いたいすべてを…  作者: 364日のサンタ
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サイドストーリー 遠き灼夏

EP7 灼熱!?恐怖体験

ある日の午後常に焼かれるような暑さの中クーラーガンガンにし名坂、沢田、前村、花野の四人が話をしていた。

「ねぇ何で私は呼ばれたんだ」

「簡単な話恐怖体験ツアーに行こうかな…と」

「はぁ何でまたそんな事を」

「簡単な話よ花ちゃん沢田ちゃんが怖がりだからそれを改善する為のツアーらしいわ」

「じゃあ何で私達がついていく見たいな話になってんだ二人だけで行けばいいじゃねぇか」

「それが…璃奈がどうしても私と二人だけじゃ嫌と言うから」

「何でさ仲良いんだし大丈夫じゃねぇのかさっきから黙ってけど」

「ふふ貴方達は知らないのよ名坂火灯という人間の恐ろしさをよ」

そう彼女は、これまで名坂と何度も恐怖体験をし、克服目指すため繰り返してきた。だが余りにも名坂は恐怖への耐性が強すぎて、味方であると分かっていても同一の人間であるとは信じがたかった。だから名坂とは別の一般的な人を巻き込んで、本当に自分の反応がおかしいかが知りたかったのだ。

「そんなに怖いのかよ」

「そこまで感じないけどねぇ」

「じゃあ明後日この場所に集合…お願いね」

そう言って名坂は全員におぞましい字で、書かれたツアーガイド渡され解散した。そして次の日集合場所に全員が集まった。

「それでは…ツアー始まり」

そう言うと名坂は車を走らせて、とある村に三人を連れてきた。そこはある日を境に人がいなくなった村で過去に何度も取り壊しが行われたが、何故か一度も成功したことがないとされる曰く付きだ。

「ねぇここ面白そうじゃない」

「あのなぁ花野こういうところ面白いなんて」

ガシャーンと何が落ちる音が響き渡った。その瞬間物凄い勢いで前村は村の奥に走っていってしまった。それを追うために歩き続け一時間後沢田は完全に壊れていた。まだ追いかけ始めてそれ程経たないのにだ

「うふふふふふ…」

「あっそろそろやばい」

「ねぇねぇ何か急に花野が笑い出したんだけどヤバいって何なのー!」

「取り敢えず…戻るよ」

その後沢田と花野を車に置いて、一人村の奥に名坂は消えていった。暫くして気絶した前村を連れて、車に戻ってきた。少し急ぎ気味に車を近くのファミレスに走らせた。それから暫くは沈黙が続いたが、前村が急にメニューを取って少し読んでから先程までの沈黙具合からは想像できない程普通に喋り出した。

「ねぇ何か食べんのか私は決まったけどよ」

「う〜んと私はピザにしようかな」

「私は…塩唐揚げ定食」

「私…カツサン…ド」

「分かった」

そう言って前村は呼び出しベルを鳴らし、店員に全員の注文をする。

「頼んだぞ」

「ありがとね〜」

「ガタガタ」

「てかこの後はどうすんだよ」

「えっと…これ全部やる」

そう言って、名坂は大きな紙をテーブルの上に広げた。そこにはこれからやるであろう事が、すべて記されていた。それを見た前村は完全に固まってしまった。前村に続いて、花野も見たが特に驚いた様子もなくケロッとしながら固まっている前村に話しかける。

「これすごく楽しそうじゃない?」

「そう思えるのは花野だけだよ」

「因みに次の恐怖体験はトンネルここは今さっきと違って連れてかれなないからその次は…私の知り合いが教えてくれた行きつけの廃病棟」

「廃病棟って行きつけになるもんなのおかしいよこの人本当に人なのーー!」

「落ち着けよ確かにそう思わなくはねぇけど人には人の事情があるしそういうこともあるんじゃねぇの」

「あるわけないでしょ」

「う〜ん花ちゃん辛いなら抱きしめようか」

「いや頭おかしくなったわけじゃねぇよ後聞くより先に抱きしめようとすんじゃねぇ」

飛びつこうした花野を抑えて落ち着かせる。暫くして注文していた、ご飯がき始めたので各々食べ始める。全員食べ終えて、トンネルへと向かった。ここは少し道のそれた所にあるトンネル。車を降りて歩き出すが人気は全く無く更にカラスの鳴き声も不気味に響き渡っていた。

「うわぁーー!」

「……」

「花ちゃんそんなにカラスで驚かなくても」

「それにまだトンネルに…入ってない」

それから四人は蔦が生え使われていない様に感じる。トンネルに入っていく。少しの明かりと、滴る水の音が怖さを引き立たてる。結局半分程まで行ったあたりで、沢田が動かなくなり前村が震えすぎて生まれたての小鹿みたいになったりして限界に達したので離脱して、次の場所に移動することにした。そして次についた場所は、真っ赤な壁と蔦に覆われた廃病棟で外から見ても分かるほどヤバさが滲み出ていた。

「なぁ本当に入るのか」

「勿論よ楽しいことが待ってそうじゃない」

「許してください許してください」

「ほら行くよ」

「嫌だー離して」

「本当に大丈夫かこいつ死なねぇか」

「ふふいつもの…事」

「そっそうなか」

「それよりも自分の心配した方が良いと思うわ」

「何でだよ」

「だってかわいいしおばあちゃんとかの霊に囲まれて可愛がられそうじゃない」

「どういう事だよ!」

「ほら二人…話は良いから行くよ…時間無いし」

そう言われて二人は名坂の後ろを付いて、中に入る。中は外よりかは綺麗で良いはずなのに、何故かそれが余計に恐怖を呼んだ。中を歩きながら二階に移動し散策していると足音が聞こえてきた。

「なんか聞こえるぜやばいのが来るんじゃねぇのか」

「あら〜誰かしらね」

足音が徐々に近づいてくる。全員は逃げる体勢を整えて待つすると、暗い影から現れたのはボロボロの服を来た男の人だった。それを見た沢田は大きな声で、叫び倒れてしまい前村は花野の後ろに姿を消してしまった。

「あれ名坂じゃないかどうしたのかい」

「はっ?知り合いかよ」

花野の後ろから少し顔を出しながら確認する 

「そうなの?」

「うん…私が色々と心霊スポットに詳しいのはこの人のおかげ」

「どうも始めまして名坂のおじいちゃんです」

「おじいちゃん!」

名坂を除く全員が叫んだその後名坂のおじいちゃんに案内と怖い話をして貰いその日は解散となった。

「これで…終わり」

「ふーこれで終わりか楽勝だったな」

「ふふ楽しかったわ」

「まだ克服は遠いけど頑張ってみるねぇ皆」

「はぁっ!私はいかねぇぞ」

「そんな事言わないでよー」

「花ちゃんまた行きましょう」

「そうだよ…はまろうこの世界に」

「面白じゃないか今度新しい場所紹介してやろう」

「分かったよー!行けば良いんだろう」

「そうこなくっちゃ」

全員が大声で返す。こうしてまた行くことが決定してしまった。次行く時のの話はまた今度。

 

 

EP8 正解のない悩み

「私はどうしたら良いと思う?」

「な〜になえ悩みでもあるの?」

「実はさ好きな人が別の人好きみたいでさ私…どうしたら良いのかなって」

「諦められんの?」

「う〜ん無理…かな?でも迷惑は掛けたくない」

「そうか〜難しいねそういえば好きな人って確か彼方やっけ?なえがよく話ししてた」

「何で分かった」

「分かるよ彼方って人の話する時いっつも顔が溶けてるけん」

「バレてたんだ」

「うん誰だって分かると思うよ」

「はぁ…本当にどうしよう」

「でもさ出来ないって諦めるより挑戦してみたらどうなん?」

「そうかな〜」

「どっちにしろ決めるのはなえやけんさ帰りアイス買ってあげるけん元気だしい」

「うんありがとう」

放課後帰り道に、友人の栄井ちゃんに連れられ駄菓子屋に足を運んだ。そこはいつもと変わらず佇んでいた。若干寂れた看板に、赤めの文字で駄菓子屋、タバコと書かれていた。家の扉を開けるかのように、扉を開け中に入る。中は外の灼熱と違いクーラーの聞いた。とても心地の良い場所。周りはお菓子が沢山で狭い空間の中に沢山の種類が引き締めあっていた。

「いらっしゃい」

奥の畳の部屋からゆったりとした足取りで、このお店の店主の悟さんが出てくる。因みに本人は名前で呼ばれるよりおばちゃんと呼ぶことをオススメしている。後悟さんから聞いたが、この店は元々は悟さんの夫さんのお店だったらしい。その話を聞いた時はとってもロマンチックで良いなとも思ったしなんだか寂しいなと思った。

「おばちゃんオススメのアイスなんかある〜!」

「そうだねたまごアイスなんてどうだい」

「たまごアイス良いね私はそれにしよっかななえはどうするん」

「私もそれにしよっかな」

たまごアイスを手に取り、他にもいくつかお菓子を取って会計を済ませる。おばちゃんにさよならを言って外に出て近くの公園のベンチに座った。

「これ食べるの難しいっちゃんね」

「まあそうやね」

この卵アイスはとにかく最後には飛び出す最初は遅くゆっくりでも途中から速くなる…あっ!

「どうしたん?」

「いや少し悩みが晴れたなって」

「今さっきの?」

「うんたまごアイスの言葉で分かった」

何を言っているのか分からないのか頭にハテナを浮かべている友達をよそ目にアイスを食べ始める。

「えっなになに教えてよ〜」

「嫌だよー」

横から話しかける友人を無視しながらアイスを食べる。最初は詰まり気味でうまく行かなくても、最後には勢いよく飛び出て思わない解決の仕方をする。例えそれが失敗でも、拭いて進めば良いんだよね。まぁ出来るなら失敗はしたくないけどね。

「あっ飛び出るよ」

「えっ!うわっあ」

考え事をしてよそ見していたせいで、アイスが飛び出てしまった。友人の声掛けのおかげで服は汚れなかった。ただ食べれる量が減ってしまったけどまぁいっか。

「またね」

「うんまたね」

帰り道の途中で、友人と別れ家まで歩く。今年は言えると良いなもしかしたらもうくっついてるかも、嫌々アイスで学んだもん。今は詰まり気味でも溶けて…飛び出せば、もしかしたら溶ける前に…考えちゃだめ。次帰ってくる時は、絶対に言ってみせる。それにこんな落ち込んだ顔見せるわけには行かない。歩かなきゃ零しても拭いて見守れる様に…やるんだ。そんな事を考えながら歩いていたせいか、いつもよりも早く家に帰り着いた。家の中に入ると、まだ帰ってきてなかった。そういえば遅くなるって言ってたっけ。時間を見るとまだ帰ってくるまでに時間がありそうだったので、久しぶりにご飯の準備でもして帰りを待とうかな。今年の冬はどうなるかな何処に遊びに行けるかな。

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