表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
645/650

豪雨に出かけるのは?1

朝からバケツをひっくり返したみたいな大雨が降っていた。

屋根を叩くバチバチという音が、目覚ましより先に俺を起こす。

休みの日くらいもう少し寝かせてくれよと思いながら、布団の上で伸びをしたが、雨音が耳に残って眠れそうにない。

仕方なく体を起こしてカーテンを開けると、

外はまだ夜の続きみたいに暗くて、雨が横殴りに降っていた。

「連休の中日にこんな降らんでもええやろ…」

と独り言をこぼしつつ、ゆっくり着替える。

エアコンを切って部屋を出た瞬間、ムワッとした湿気が肌にまとわりついた。

気温はそこまで高くないのに、空気だけが妙に重たくて、じんわり汗がにじむような感じがする。

「うわ、湿気すご…」

そうぼやきながらキッチンへ向かう。

コーヒーを淹れ、トーストを焼き、フライパンでは卵とベーコンがジュッと音を立てる。

油の匂いがふわっと広がって、腹がぐぅと鳴った。

ベーコンをトーストに乗せ、蒸し焼きにした目玉焼きをそっと重ねる。

雨の音を聞きながら食べる、休日の贅沢な朝ごはん。

食べ終わったあと、グラスに氷を入れて冷たい麦茶を注ぎ、カラン、と氷が鳴る音を聞きながら部屋に戻った。

エアコンを入れ直すと、さっきまでの蒸し暑さが少しずつ引いていく。

ソファに腰を下ろして今日の予定を見直す。

外は相変わらず土砂降り。

「この雨の中出かけるのはさすがに面倒やなぁ」

と独り言をこぼす。

食材はカップ麺も袋麺もあるし、冷凍庫には焼きおにぎりも残ってる。

今日は一日、部屋でのんびり過ごすと決めた。

テレビをつけて、映画アプリを開く。

久しぶりに邦画の古い作品を選んで再生する。

画面の中の昭和の街並みと、窓の外の雨音が妙に合っていて、なんとなく落ち着く。

映画を流しながらスマホゲームを起動する。

賑やかなBGMはオフにして、ポチポチと画面をタップするだけの単調な作業を続ける。

それにも飽きてきて、今度はカメラを取り出してレンズの手入れを始めた。

クロスで軽く拭いて、埃を飛ばして、気づけばまた時間が過ぎていく。

ダラダラと過ごしているうちに、いつの間にか昼飯の時間になっていた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ