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次世代魔法の分家人  作者: めいがしん
〜1学期末と夏休み篇〜
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第71話 魔物厳選




真菰は何か思いついたように自分のワンピースの下の方をちぎるように持った

「すぐに止血するからね!」


「いやいや、ちょっとまて。流石にそこまでしてもらうわけにはいかない」

ワンピースの下に何を履いているのかは知らないが目のやり場に困る


「で、でも血が…」


「大丈夫だ」

あまり人には見せたくはないんだけどな。

「回復魔法」

俺は攻撃を受けた左脇腹に右手を添えるとそう唱えた

すると、緑の光がポツポツと現れ傷を癒していった


「え!?なにそれ!!まさか夏君のスキルって回復系なの?」

真菰が驚きながら言った


「俺のスキルは【第六感】で回復系のスキルじゃないよ。…ここからはオフレコでお願いしたいんだが。俺は演算能力が飛び抜けていてな、テールムを介さなくても魔法が発動できるんだ。それで魔法の開発もできて、回復魔法を習得できた」

これを魔導チップにしてテールムに入れれば誰でも回復魔法が使えるんだけどな。そこは言わなくてもいいだろう


「す、すごい。そんなことできる夏君って何者なのよ」


「何者でもないさ。ただの男子高校生だ」

俺はゆっくりと立ち上がった

「さぁ、ダンジョンの続きに行くとしよう!」

できれば今日中に45階層まで辿り着きたいしな


「規格外すぎるけど…。まぁ、いいわ。大丈夫そうなら行きましょうかっ!」


そこから俺達は20階層から21階層への階段を見つけて21階層へと到達した


ここまで少しずつだけどダンジョンの道幅と天井が徐々に高くなってきている。多分魔物も先程と同じ大型が多くなってくるんだろうな。


そんなことを思っていると目の前から一角が生えた白い羊と一角が生えた馬が現れた


「夏君!きたわよ!」


やっときたか。そもそも白毛ダンジョンに来た理由は魔法薬が欲しい為である。

このダンジョンで魔法薬をドロップする魔物は今目の前にいるユニコーンなのだ。その確率なんと約2%…。

後々調べたところ、竜神ダンジョンで現れた大蛇からの魔法薬のドロップ率は1.5%だったが、一発で手に入れた俺からしたら本当か?と疑問に思う所ではある。


「まぁ、なんにせよ倒してみる他ないよな」

俺は銃を構えた


すると真菰が左腕を上げて俺の銃口の前を塞いだ

「ここは任せてちょうだい。私の真骨頂見せてあげるっ」


やけにやる気があるな

「じゃ、任せるぞ?」


「感知魔法+スキル【狙撃】を使った超狙い撃ち。心臓破狙撃ハートブレイクショット!!」

真菰から放たれた魔弾は魔物達の魔核に直撃した

魔核を破壊された魔物は倒れたのだった


うわー。すごくありふれた技名……


「どぉ?すごいでしょ?」

真菰がドヤ顔をしながら振り向いた


第六感で魔核の位置など的確に見れる俺からしたら普通のことなんだが、感知魔法という固有魔法が使えてこその技だからすごいのには違いない。

「まぁ、上出来じゃないか?」


「なんでそんな上からなのよっ」


「それより、アイテムを見に行こう」

俺はすぐに魔物が消えた場所に向かった

が、アイテムはユニコーンの角と白い羊毛だけであった


確率2%が本当なら簡単に落ちるわけないか。

もっと高確率でユニコーンと出会えればいいんだが……。そうだ!

「なぁ、真菰。感知魔法って術式範囲内なら壁とかも関係ないのか?」


「関係ないわね。半径50m、直径100m以内なら使えるわよ」


「なら、その範囲内で感知した魔物の判別ってできるのか?」


「魔物の判別?」


「そうだ。俺のスキル【第六感】は五感が研ぎ澄まされるんだけどな、嗅覚や聴覚を研ぎ澄ませれば結構な距離の魔物の位置とかは分かるんだよ。けど、どんな魔物がいるかまでは分からなくてな。例えば先程のユニコーンの魔物を判別できたりしないのかなーってな」


「なるほどね。できなくもないわね!魔物といっても種類によって魔力が違うの。でも同じ種類や上位種なんかは似た魔力だから判別できるわ。でも、直径100mなんて感知するより目で見た方が早いんじゃない?」


その通りだ。だが、真菰のスキルと俺のスキルは相性がいい。しかも、このダンジョンは45階層まで攻略マップが出ているからどこにどんな道があるかは分かる。つまり、壁や障害物の関係のない100mの感知と俺のスキルで魔物の位置を探れば無駄に動くことはなく厳選できるというわけだ


「まぁ、やってみるとしよう。スキル【第六感】嗅覚、聴覚」

俺は目を瞑り鼻と耳に集中した

「…見つけたぞ。ここから100m以内にいる魔物は全部で12体だな。固まっているのは…。真菰、3時の方向に感知を頼む!」


「わかったわ。感知魔法!…確定ではないけど、先程のユニコーンが2体と羊が1体いるわね!」


「よし!そこならちょうど通り道だな。行くぞ」

そして俺達は順路に従って感知した魔物の場所まで歩いて行った


すると感知通り魔物が3体いた


「さすが真菰だな。感知通りだ」


「夏君のスキルもあったからよ。ハートブレイクショット!!」

真菰が放った魔弾は魔物の魔核を破壊した


相変わらずそのダサい技名はなんとかして欲しいものだが…


「また角と羊毛のドロップだな。次に行こう!」


「おっけー!」


今の要領でダンジョンを進んでいき。没頭していたからか時間が経つのも忘れて、すでに21階層から34階層までたどり着いた


時刻はすでに夜の9時を回っていた

途中休憩を挟んだり、持ってきたインスタント飯を食べたりしたがそろそろ長い休憩がほしくなっていた


「魔式展開 土神門!」

土弾が魔物達を貫いた


「ハァハァ。これで相当な数のユニコーン倒したわね」


俺は倒した魔物に近寄るとそこには魔法薬がドロップされていた

「真菰見てくれ!魔法薬だ!これで3個取れたな」

合計で4個か。魔法薬は売っても結構な額になるからもう少し欲しいが、これ以上は真菰の魔力が先に尽きるな


「そろそろ寝るところを探そうか」

俺は携帯からマップの画面を開いた

「ちょうどその先を曲がればかなり開けた部屋のようなとこに出るからそこで今日は休もう」


「そうね。そろそろ私も限界だわ」


そしてその部屋に入ると


「ゲヘヘヘヘ!!待ってたぜ嬢ちゃん!」

突如として男の声が聞こえてきた


誰だ?薄暗くてよく見えない


「う、うそ!?なんでここにいるのよ!!」

真菰が声を上げ、俺の後ろに隠れた


「嬢ちゃんを待ってたんだよ。こんなダンジョンで嬢ちゃんみたいな上玉はなかなかいないからなっ!」


声のする方へと歩いていくと、そこには3人組の男達と地面には大きなバッグが置かれていた

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