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次世代魔法の分家人  作者: めいがしん
〜ダンジョン生活と学園篇〜
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第44話 竜神ダンジョン



竜神ダンジョン内はゴツゴツとした赤く大きな岩が密集した壁や床が迷路のように広がっていた

マップを手に入れている為階層ボスの部屋までは行き方は分かっているが、俺達は隅々まで探索することになっている


「へぇー。これがダンジョンか。密閉した空間なのに、どこか肌寒いね」

猫頭がキョロキョロしながら言った


「それに少しですが風も吹いていますね。緊張感もでてきますね」

梵が言った


「2人共ダンジョンは初めてだからな。ある程度の決め事はしておくぞ。まずモンスターはダンジョン内をランダムで徘徊している。ランクが高いほど強敵で数も多い。複数体で現れることもあるから注意してくれ。低ランクならほとんど一体で徘徊してるからあまり気にすることはないがな。陣形だが、戦闘を朝日と猫頭。その次に梵と俺だ。後方全てを千冬に任せるから頼んだぞ」


「まかせなさい!」


「よし。じゃ、いくか」


俺たちはダンジョン内を進み、最初の分岐点を右に曲がった

左に曲がればボス部屋まで近いのだが、俺達はあえて遠回りをしていく。


「スキル【木枯らし】 風知」

梵から放たれた弱い風が行先に吹いていった


「あまり無理をする必要はないよ。俺の第六感もあるからな」


「はい。その時は言うので。…きますよ」

前方から巨大な赤いトカゲが現れた


「フレイムリザードか。近くに来ると熱さを感じるな」

フレイムリザードは熱に覆われているから直接攻撃は避けたいが


「ここは俺が行くよ。スキル【猫化】鉤爪!」

猫頭の爪が伸び、速い一撃を与えた


猫頭の素早いスピードで直接攻撃か。速いから熱さを感じないようだな。たが、リザードの背中には爪痕が残ったが、致命傷には至っていない


「魔式展開 斬!!」

猫頭に続き、朝日が剣を振りリザードの首を斬り落とした


「助かったよ!朝日さん!」


「猫頭君が初撃を入れてくれたおかげよ」


猫頭の機動力はダンジョンでこそ発揮するな。周りに囲まれた壁や天井を使った素早い攻撃。そして、それをカバーする朝日。コンビとしては申し分ないな。


「夏。フレイムリザードが出てくるなんておかしくない?」


「千冬も思ったか。フレイムリザードはBランクダンジョンでよく出てくる魔物だ。Dランクのそれも1階層で出てくるのは妙だな。一応注意して進むとしよう」


「また、きますよ!」

梵が魔物を感知した


「今度は鳥ね。あの赤い鳥は見たことないわ」


「あれはフレイムバードだ。動きが速いから気をつけてくれよ2人とも」 


「まかせとけ!鉤爪!!」

猫頭がすぐに魔物に斬りかかった。しかし、魔物はそれを避け、俺たちの方へと向かってきた


「ごめん!そっちいった!」


「大丈夫よ。魔式展開 斬!」

朝日の居合を魔物はすんでのところで避けた


「嘘!速いわ!」


「スキル【木枯らし】 千風」

梵の風の針が魔物に刺さり動きを止めた

「今です!」


「スキル【氷姫】 氷帝氷柱ひょうていつらら

千冬から放たれた大量の氷柱が魔物を襲い、魔核を破壊した


「ありがと。一青さん」

猫頭が千冬に礼を言った


「それにしても素早かったわね。まさか私の攻撃が避けられるとはね」


梵と千冬の遠距離魔法で勝てたが。このレベルの魔物が現れると厄介だな。しかもインターバルも少ないとなるとなおさらだ。


討伐した2体の魔物からアイテムを取り出した

リザードからは熱皮と魔核、鳥の方からは熱羽を手際良く採取した


「ずいぶんと夏は慣れてるね!」

猫頭がまじまじと見て言った


「これでもSランク探求者シーカーだからな」


「ええ!六条君Sランクなの!?」

朝日が驚きながら言った


「そ、そうなんですか!?」

梵も驚いて言った


「ま、まぁな」

そういえばこれはまだ言ってなかったな…

採取に夢中でつい口が滑ってしまった


「夏ったら中学卒業してからずっっとダンジョンに行ってたのよ。だからあっという間にSランクになったの。それでも、夏の実力から考えればもっと上でもいいと私は思うけどね」


「Sランクのダンジョンはなかなか大変だからな。上に上がる条件を満たすのに苦労してるんだよ」


そんな話をしているうちに採取が終わり、俺たちは先に進み始めた

そして、4時間かけて1階層を隅々まで歩き回り、ボス部屋の通路に到達した


「ここを曲がればボス部屋のはずだが…。!」


「待ってください!いますよ」


「あぁ、そうみたいだな」


通路の角を利用し隠れながら魔物を見ると、そこには赤い熱で覆われた蛇がいたのだった


あれは、フレイムスネークか。あれもBランクの魔物だな。

「よし。いくぞ」

俺の掛け声と共に蛇に向かって歩き始めた


蛇は俺たちに気づき、口を大きく開け威嚇の声を出している


「まずは俺から行くよ!鉤爪!!」

猫頭が蛇の裏に素早くまわり、爪の攻撃をくらわせた

しかし、蛇には傷ひとつつくことはなかった

「硬っ!!」


蛇は全身筋肉の生き物だ。大蛇ともなるとそこそこの攻撃じゃ傷ひとつつきはしない。それにフレイムスネークは熱で覆われている為余計に皮が分厚い

「朝日!」


「わかってるわよ!魔式展開 斬!」

朝日の居合を蛇は簡単に体をくねらせて避けた

「嘘でしょ!?」


魔式展開 斬は狙った者をフルオートで剣で斬ることができる。剣速は個人の力なので変わるが、フルオートの攻撃を避けるとは見た目のわりに素早いな


蛇は口を大きく開け、火を吹き出した


感心してる場合じゃないな

「千冬、朝日と猫頭の間に壁を!」


「氷壁!」

2人と蛇の間に氷の壁が生成された

「相手は火だから壁がもたないわ!2人とも下がって!」


「梵、今のうちにあれできるか?」


「…はい。スキル【木枯らし】千章風!」

いく層も重なった風の槍が梵の右腕に生成された

「くらえ!」

槍は千冬の壁を突き破り、蛇の胴体を貫通させた


「朝日!猫頭!仕上げだ!」


「魔式展開 斬!」


「白爪!」

猫頭は光魔法で鉤爪を強化して魔物を斬った


魔物は朝日と猫頭の攻撃で胴体を斬られ倒れたのだった


「ハァハァ。苦戦したね」


「まだ1階層のボス部屋の前よ?私でもこんなに手こずる相手は初めてだわ」


たしか、朝日はBランクシーカーだったな。フレイムスネークはBランクの魔物のはずだが。なかなか動きが素早かった。


「私もここに来るまでで魔力を結構使いました。本当にここのダンジョンはDランクなんですかね?」


ここまで来るのに短いスパンで魔物と遭遇してきたからな。梵が言うのも無理はない。


「どうする夏?引き返す?」


「いや、どっちにしろ帰ったところで魔物と会う確率は高い。ならボスを倒して階層転移魔法で入り口に戻った方がいいだろう。全員大丈夫か?」


「私は平気よ!」

「なんとかね」

「大丈夫です」

「行こう!」


「それじゃ行くぞ」

ボス部屋の扉を開けて中に入った


開けた部屋の中心には石のトカゲのような石像があった


「オブジェ?魔物はどこかな?」


「待て!猫頭!」


その瞬間、トカゲの石像は動き出し、大声でこちらに向かって叫び出した


「な、なによこれ!」


「ガーディガン種だ!ガーディアンリザード。Aランクの魔物だ!」

ご愛読ありがとうございます^_^

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