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ふたりで灯す、やさしさのかたち  作者: 流浪の旅人
第2章 ふたりで、ゆっくり歩き出す — “やってみたい”が、芽吹いた日
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57.たしかに、伝わってる ― 切なさの中に光が届いた夜

投稿から数時間後。

尚人は、スマホに手を伸ばすのを、少しだけためらった。


(今回は、どうだったんだろう)


押しつけじゃなくて、

でも――本気の想いを込めたキャラ。


笑顔の奥に、「守る」って気持ちを詰め込んだ。


それが、誰かの心に届いたのか――

ほんの少し、怖かった。


恐る恐る、画面を開くと。


いいね:86件

コメント:9件

シェア:3件


(……また、届いたんだ)


胸の奥が、じんわりと熱くなる。


コメントをひとつひとつ、丁寧に読んでいく。


「このキャラ、本当にこういう表情すると思います」

「キャプションの“裏にある気持ち”に泣きました」

「“p.s.”の一文、なんかすごく刺さって…ありがとう」

「今、しんどかったから、ちょっとだけ泣いてしまった…」


尚人は、画面をそっと胸に当てた。


(……良かった。気づかれなくても、届いたんだ)


そして、ノートにこう書いた。


【今日の反応メモ】

・“p.s.”の一文に反応があった

・表情への共感が多かった

・「ありがとう」って言ってもらえた


「切なさを込めたつもりが、

誰かの“救い”になれた。

それが、たぶん……

いちばんのご褒美かもしれない」


そして最後に、小さな文字で、そっと。


「姉ちゃんも……どこかで、

この一文に、少しでも引っかかってくれてたらいいな」

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