第90話 新たな?仲間
いつもご覧頂きありがとうございます。
いいね、ブックマークをいただき、たいへん励みになります。
よりによって最も疲れている時間帯に一番会いたくない奴らに会ってしまった。
うん、ここは伝家の宝刀「丁寧な無視」作戦で行こう。
元の世界では外交の場においても使用されていた由緒正しい対処方法なのだ。
僕は女子チームに眼で合図を送ると何事も無かったかのように依頼ボードを見ながら会話を続ける。
「意外に護衛って報酬が普通なんだね。もっと高いかと思ってたよ。」
「行き先と商隊の規模や積み荷にもよりますからね。
報酬の高さは依頼の困難度に比例してますよ。」
とチャロンが答える。
「へーなるほどね~」
と皆で頷く。
「じゃあみんな、一通り依頼も見たから帰ろうか?」
「ですね~」「はーい」「賛成!」「了解でーす」
と皆でわざとらしく小芝居をしながら依頼ボードの前から撤収を始める。
最後尾の僕が歩みを始めた瞬間に、やはりというか、当然と言うか奴らがまた絡んできた。
「て、てめーら!何を無視してやがるんだ!
この俺様達を無視するなんていい度胸じゃねーか!」
と僕の行く手を阻もうとしてくる。
僕はするりと右半歩前に体を交わすと、小汚い自称1流冒険者の1人を躱す。
「て、てめー!舐めやがって!
この『オーガの鉄拳』を無視するとは許せねえ!」
と僕に無様に躱されたメンバーが僕に掴みかかって来ようとする。
うん、流石にこれはアウトだろう。
また交渉人スキルを発動してとっちめてやるか。
「おい!自称1流冒険者のそこの君達!
他の冒険者に絡んで暴力沙汰を起こすのはご法度だと先日教えたばかりだろう!
君達の首の上に乗っているのはただの飾りなのか?
頭があるにしては記憶力がなさすぎるぞ!
もし我々に手を出して来るなら、然るべき対応を取らしてもらうぞ!(ビシ!)」
と毅然とした対応を取る。
「何を〜!生意気言いやがって!
俺たちはDランク冒険者だぞ!上位ランク冒険者の言うことが聞けねーのか!」
「それも前に言われただろう。
ランクはあくまでもその個人またはパーティーのレベルを示し、また、依頼を受注できる指標であって、冒険者の立場の上下を示すものではない。
ましてやこのような場において下位の冒険者に命令する権限はない。
君達はいったい何年冒険者をやっているんだ。
Dランクにもなってそんな事も分からないのかな?」
とたたみ掛ける。
周囲の冒険者達や受付の職員さん達も皆でウンウンと頷いている。
皆思いは同じようだ。
てゆうか、このグループは王都のギルドでは完全に浮いてるよね(汗)
「グヌヌ〜!冒険者にはそんな御託はいらねーんだよ!
ランクが高いほうが偉いんだよ!
お前達はヒヨッコのくせに上位ランク者に対する礼儀がなってないんだよ!
もっと俺たちを敬え!」
「冒険者として、というか人として尊敬されたければ、尊敬に値する行動をとるべきだね。
いくらランクが高くても普段の行いのレベルが低ければ尊敬に値しないぞ。
尊敬というのは無理やりさせるものではない。
自身の人格、行動をもって他者に自発的に実施させるものなのだよ。」
とわかりやすく諭してあげる。
ていうか、この人達は皆から尊敬されたかったんだね(笑)
「ぐぬぬ〜! 生意気だぞてめー!
北の大都市センダの街の1流冒険者パーティー『オーガの鉄拳』のリーダーのズンダ様に対する態度じゃねーぞ!
てめーら訓練場に来やがれ!剣術訓練で根性を鍛え直してやる!」
相変わらずウザい・・。
てゆうか、ズンダって言われても・・。
元の世界の緑色した餅のイメージしか湧いてこないぞ(汗)
でもこいつら以前とちょっと雰囲気が変わったな。
うーん何かが違う・・。
よく見れば・・あ、髪型か?
心なしか髪の毛がチリチリというかパーマっぽくなっているんだけど(汗)
「それも前に断っただろう?
剣術訓練をするならこちらにも指導係を選ぶ権利はあるからね。
少なくとも君達はお断りだ。
それはともかく、君達みんな揃って髪型が変わってないかな?
イメージチェンジでもしたのかい?」
と思わず質問してしまう。
だって気になったんだもん!
「う、ぐ、これは、その、忌々しい新種の青いゴブリンに不意打ちで電撃をくらってしまった影響だ!
あの野郎!、次に会ったら叩きのめしてやる!」
ププッ!
青ゴブリンにやられたDランク冒険者ってこいつらだったのか?(笑)
「不意打ちでくらった電撃で髪の毛がチリチリになっちゃったってことかな?
まあ何と言うか1流冒険者様も大変だねー。
1流にもなるとわざと魔物にやられて情報収集しないといけないんだね。
まあご苦労さんでした。」
と僕は軽くディスりつつも自称1流冒険者達を褒めておく。
もちろん褒める気は全く無いが。
周囲の冒険者達とギルド職員も声を押し殺して笑っている(笑)
彼らも流石に居づらくなったのか、
「と、当然だ!
1流冒険者たるもの時には体を張って魔物調査をすることもあるんだ!
お前達もよく覚えておけ!
ふんっ! 俺たちも暇じゃないからな!
今日はこれくらいで勘弁してやらぁ!
次にウロウロしてるのを見かけたらただじゃおかねーからな!ヒヨッコども!」
と、言いたいことだけ言うと、『オーガの鉄拳』の連中は逃げるように去って行ってしまった・・。
「逃げたね。」
「逃げましたね。」
と僕とチャロンは頷きあう。
他の女子高生チームも、従魔達も頷いている。
気がつけばギルド中の冒険者と職員さん達も頷いている。
どうやら彼らの行動はギルド内でも注目を浴びてるんだろうね。
もちろん悪い意味で・・。
「じゃ帰ろうか・・」
と、そそくさとギルドの入口のドアを開けて去って行く自称1流冒険者達を見送りながら女子チームに言いかけた時に、突然後ろから声をかけられる。
「見事にややこしそうな冒険者を口だけで撃退されましたね。
流石はタク先輩ですね~。」
と、若干間延びした声で話しかけてくる人物の方を振り返ると、そこに立っていたのは見たことのある若者であった。
「うん?、ケン君かい?」
「おつかれさまです。タク先輩とチャロンさん。そして同級生のみんな。」
「こんな所でどうしたんだい?」
「ええ、実は商売のネタを探しに冒険者ギルドに見学に来てたんですよ。」
「商売のネタ?」
「はい、ここではあれなんで戻ってから詳しくお話ししたいのですが、ちょっとお時間をいただけますでしょうか?」
「僕に話かい?」
「ええ、以前に言っていた、タク先輩がデザインした商品の展示会に関係する話でもあるんですよ。」
あ、そういえば、その話もあるんだった(汗)
野外訓練に夢中で放ったらかしにしちゃってたね(汗)
「そう言えば、その件もあったね(汗)。
ただ今日は皆も獣魔達も疲れているので明日でいいかな?
今日は早めに夕食を食べて休ませてあげたいんだよね。」
「もちろんです。では明日の9時に例の中庭で待ち合わせでいかがでしょう?」
「了解だよ。時間になったらお邪魔するよ。
今日はもう帰るのかい?」
「僕はもう少しここで様子を見てから商業ギルド経由で帰ります。
いま連れが商業ギルドで打ち合わせ中なんで。」
「もしかして、昨日の朝に一緒に朝食を食べてた女性かい?」
「ええ、僕のお世話係兼ビジネススタッフになってくれた女性なんです。
彼女のことも明日紹介しますよ。」
「そっか、楽しみにしておくよ。ではまた戻ってからね。」
「はい、また後で。」
と僕達は話を切り上げる。
王城の関係者とばれないように、あえて「王城」とか「お城」とかのワードを出さなかったのだが、何も言わなくてもそれを察して対応してくれるケン君はさすがである。
やはり「交渉人」スキルがこういう時に能力を発揮するんだろうね。
ケン君と別れた僕達は今度こそ帰路につく。
「じゃあ、帰ろうか?」
「「「「はい!」」」」「バウ!」「アウ!」「ピィ!」「・・!」「ホゥ!」
と、皆の元気な返事を確認すると、ギルドを出てお城に向かって歩き出す。
皆で「今夜の夕食をどの食堂で食べるか?」の話で盛り上がりながらワイワイとお城に向かって進んで行く。
◆◇
僕達が王城に向かって歩いていく様子をギルドの外で見送るケン君が、
「さっきの馬鹿な冒険者達といい、タク先輩達といい、冒険者という人達はなかなか刺激的な存在だね。
うまくお付き合いすれば、いい商売ができそうだよ。」
と独り言をつぶやく。
その様子を半歩後ろに立って見守る美女、ケン君のお世話係の女性が品の良い笑みを浮かべながら静かに頷く。
そんな事を言われているとは、当然ながら僕達は知るよしもない・・。
◇◆
皆で無事に王城に戻ってきたら、結局いつもの屋外スタッフ用の食堂に直行することとなった。
女子チームは野外での活動に慣れてしまったらしく、BBQスタイルが一番のお気に入りになってしまった。
そりゃ、バッジの魔道具のおかげで服も体もいつもキレイだからね。
野外活動の欠点である、汗や汚れや煙の匂いから解放された女子チームは無敵である。
皆モリモリと「肉肉肉〜」と言いながらBBQを食べている。
従魔達もスタッフさん達に可愛がってもらいながら肉を食べさせてもらっている。
新入りのクロロもお姉さん方に人気のようであり、生肉をもらっては嬉しそうにしている。
唯一ヤトノだけが僕の側でモリモリと食事している。
まあ、ヤトノの場合は何故か僕と同じメニューを食べたがるのでしかたないが(汗)
いったい何でだろうね?
「タク先輩、やっぱり肉はいいですね!特に暴れ黒牛の串焼きは最高です。
次に狩りに行ったらたくさん仕留めましょう!
野外訓練が楽しみです!」
と亜季ちゃんが既に殺る気マンマンである(汗)
「やっぱり肉を食べると生きてるって感じがしますね!」
とチャロンも野生全開である(汗)
ああ、今夜は食事の勢いそのままに僕もいろいろ食べられてしまうのでしょうか?
「やっぱり肉を食べないとチャロンさんのようにナイスバディにならないのかな?」
と楓ちゃんとアカネちゃんがヒソヒソと話し合っている。
うん、それは種族特性というか遺伝的な側面もあるからね。
食べすぎると関係ない部分が成長するから気をつけようね!
お腹の肉とか(汗)
ひとしきり食事を食べ終わると、明日の予定を話し合う。
「明日は疲れを回復するために休みにしようか?」
「それがいいですね。昨日は野営と夜間戦闘であまり寝れませんでしたしね。
体調管理のためには適度な休養は必要ですよ。」
とチャロンが答える。
うん、流石はお世話係。皆の体調管理に気配りができるなんて素晴らしい。
「そうですね」「ですね!」「わかりました!」
と女子チームも特に異存はないようだ。
まあ、今日は疲れているだろうしね。
「タク先輩は明日は何をする予定なんですか?」
と亜季ちゃんが聞いてきたので
「明日は朝のケン君と打ち合わせ以外は予定はないので、魔導具作りをする予定さ。
アカネちゃんからもらったアイデアを試してみたいんだよね。」
と小声で回答する。
お城の中では僕の能力は内緒だからね。
「なるほど、わかりました。
では私達も明日はそれぞれ自由に行動しますね。
何かお手伝いが必要でしたら声掛けしてくださいね。」
「うん、わかったよ。ありがとう。
明後日以降の予定は明日の昼食後に調整しようか?
また野外訓練に行くかもしれないから装備品の手入れと準備を忘れずにね。」
「はい!」
明日の予定も調整できたので、皆で別館に歩いて戻る。
道中で亜季ちゃんから
「タク先輩、今夜もチャロンさんといろいろとなされると思いますけど、防音の魔法をお忘れなく。
あと、チャロンさんに負担をかけすぎないようにしてくださいね(ジト)」
と釘をさされてしまった(汗)
もしかして今夜のお楽しみについて想像していたのが顔に出ていたのだろうか(汗)
相変わらず亜季ちゃんのツッコミは厳しい(汗)
亜季ちゃん、恐ろしい娘!
「ハハハ、ダイジョウブだよ(汗)
イロイロ忘れないように気をつけるね(汗)」
と乾いた声で答えるのがやっとであった(汗)
◆◇
ようやく部屋に戻ってきた僕達はソファーに座って、チャロンが淹れてくれたお茶を飲みながら一休みする。
「ふぅ〜。野営訓練も楽しかったけど、やっぱり部屋の中のほうがゆっくり休めるね。」
「ですねw。」
「野営訓練をしたり他の冒険者の様子を見たりしてみてわかったけど、冒険者になって旅ぐらしをするのもなかなか大変だね。」
「ですね。タクさんのように便利なスキルがあれば別ですけど、普通の冒険者は自分の荷物の持ち運びだけでも大変ですからね。」
「だよね~(汗)」
「タクさんが作られた皮のポーチを商品化すれば飛ぶように売れますよ。
ただ、私達が頂いたものと同じだとかなり高価になるので、一般の商人や冒険者が購入するならもっと容量を減らすとかしないといけないですね。」
「だよね~。僕もそれは考えていたんだけどね。
明日時間があれば試作してみるから意見を聞かせてくれるかな?
あとは、いい商品ができたとしても、それを売るのが難しいよね。
僕はあくまでもお手伝いスキルしか持っていない体だから、魔道具を作れることは内緒だからね。」
「そういえば、そうでしたよね。
タクさんの能力が王城関係者にバレてはいけないのでした。」
「そこが難しいところだけど、まあ今はどうしようもないね。
明日以降に皆とも相談して対応を考えるよ。」
わかりました。今日はもう休まれますか?」
「だね。でも今日は昨日の分までチャロンにお世話して欲しいなw」
「はい・・。わかりました。
今夜は昨日の分まで頑張ってお務めしますね・・。」
とチャロンは顔を赤らめて小声で答えると、いそいそとお風呂の支度に行った。
その後の展開は、まあ、いつものとおりです(汗)
お風呂でタップリとお世話してもらってから、ベッドでもタップリとご奉仕してもらって、興奮した僕が激しくお返しして・・と、昨日の分まで楽しんだって感じで、激しい夜になってしまったのは言うまでもない(汗)
いつもより激しい営みを見せつけられたスノーとヤトノのから普段の倍のジト目で見られてしまったが(汗)
その割にはチャロンに激しく放出してしまった僕のペイトスをスノーとヤトノが舐めてキレイにしてあげていたが・・。
これって見ているほうが恥ずかしいから止めてほしいんだけどね(汗)
従魔達に敏感な部分を舐められてビクビクと反応しているチャロンを見ていると、また興奮してきて、ついついおまけの一回をしてしまった(汗)。
結局僕とチャロンが賢者モードに入ったのはいつもどおり真夜中になってしまったのであった・・(汗)
僕の横でスヤスヤと眠るチャロンの髪を撫でながら、今後の冒険者活動の中でどうやってチャロンとのお楽しみタイムを確保するのかが課題だな、などと考えていたら、僕も睡魔に襲われてしまう。
ああ、今日もイロイロあったけど楽しかったね・・。
おやすみなさい異世界・・。
◇◆
いつもなら部屋に入って来る朝日と小鳥のさえずりに優しく視覚と聴覚を刺激されながら心地良い目覚めを迎えるのであるが・・、
今はその対局にあるような、生々しいリアルな刺激を感じて目が覚めてしまった・・。
端的に言うと、僕の僕を誰かが部屋着のズボンの上から触っているのだ(汗)。
しかもその手?はズボンの中に入ってこようとすらしている。
僕は「もしかしてチャロンがまた求めてきたのだろうか?」と思い、」薄目を開けてチャロンを見てみると、僕の横で気持ちよさそうに寝息を立てて熟睡中である。
ついでに言うとスノーもチャロンの隣で熟睡中である。
うん、そうすると僕の僕を刺激するこの手?はいったい誰のなんだ!?、と若干の恐怖を感じつつベッドの上掛けをめくって見てみると、なんと、僕の僕を刺激しているのはヤトノであった!!
「ヤ、ヤトノ! 何をしているんだい?」
と思わず小声で問いかける!
するとヤトノから、
『ご主人さまの魔力をもっと分けて欲しいのです。』
と念話のイメージが返ってくる。
「魔力?」
『そう、魔力です。チャロンお姉さんに毎晩放出しているアレです。一言で言うと子種です・・。』
と念話が返ってくる。しかも若干恥ずかしそうである。
「なぜアレが必要なんだい?てゆうか僕のアレって魔力なの?」
『訳あって魔力が必要なんです。ご主人さまのアレには魔力がたっぷりと含まれていて、私の魔力回復に最も効果があるんですよ。あと少しで必要な魔力を回復できるのです。お願いします・・。』
「よくわからないけど、どうすればいいんだい?」
『私がお世話しますので、服を脱いでいただけますか?』
「???。脱ぐのはいいけどヤトノがお世話できるのかい?
それに・・、チャロンと頑張り過ぎて僕の僕の元気が回復してないんだよね・・。」
『それも大丈夫です。ちゃんとお世話しますので・・。』
「わかったよ(汗)。よくわからないけど脱げばいいのかな?」
と僕はよくわからないままに、ズボンとパンツを下ろす。
うん、僕の僕もすっかり休憩モード中である。
『ああ、ご主人様のご主人様があらわに・・。では失礼しますね。』
とヤトノが念話でつぶやくと僕の僕に白い尻尾の先で触れながら魔力を流してくる。
この心地よい魔力の流れはもしかして、
「か、回復魔法?」
と思わずつぶやく!
『ええ、そうですよ。私の回復魔法を使えばご主人さまのご主人様もファイトハツラツで元気イッパツですよ!』
と、まるで健康ドリンクのコマーシャルのようなことを言ってくる(汗)
しかも2種類の製品が混ざっているぞ!
ただ、回復魔法の効果は確かだったのか、僕の僕は急に元気を取り戻す!
いや、取り戻し過ぎて既にそそり立っている!
なんという効果!
ヤトノの回復魔法恐るべし!
ていうか、何故、回復魔法が使えるんだいヤトノ?!
そこんところを小一時間問い詰めたいぞ!
『キャー!元気になっちゃいましたねご主人様!
ではお世話させていただきますね。
まだチャロンお姉さんのように全身を使って・・というわけにはいきませんが・・。』
と念話でつぶやくと、ヤトノはそそり立つ僕の僕に尻尾と体で巻き付くと、巻き付いた体を上下に動かして僕の僕を刺激する!
おお!なんと!まるで優しく手のひらで握りしめられて刺激されているようだ!
いわゆる「手でしてもらっている」状態である!
しかも微妙に凹凸のある蛇皮の柔らかい刺激と蛇ならではのちょっと冷たい感触が、未体験の心地よさとなって僕に襲いかかる!
「う!、こ、これは!」
と思わず声が出てしまう!
『ふふっ、気持ちいいですか?ご主人様?』
とヤトノが念話で聞いてくる。
「うん!気持ちいいよ!こんな感覚は初めてだよ!」
『ではこれもどうですか?』
と言うと、ヤトノは僕の僕の先端を自分の舌でチロチロと刺激する!
「おお!、こ、これは!未体験の刺激!」
と過去に経験のない感覚に思わず仰け反ってしまう!
まずい!このままではあっと言う間にフィニッジュにいざなわれてしまう!
うぬぬ、そんなにあっさりとフィニッシュに導かれてしまったとあっては、ご主人様としての威厳が・・。
ここは踏ん張りどころである!
「ふん!」
と僕は気合を入れ直すと、僕の僕に力を込めなおす!
こころなしか一回り大きくなったような気がした僕の僕は元気を取り戻す!
その光景はまるで、蛇vs蛇の大蛇決戦!
例えて言うならば、赤マムシvs白蛇の最終決戦!といったところか?
負けられない戦いが今ここにある!
『ふふっ!、また元気になりましたねw
ではこれでどうですか?』
とヤトノから妖艶な雰囲気の念話が届いたと思ったら、僕の僕に巻き付いた体の上下のスピードをアップする!
しかも巻き付く圧力に強弱をつけながら絶妙な刺激を加えてくるではないか!
僕の赤マムシは全身を刺激されて既に息も絶え絶えになりつつある(汗)
しかも首元を絶妙に刺激された赤マムシはもう限界直前だ!
今にも白い魂を口から吐き出しそうである(汗)
『ふふ!そろそろですねw』
とヤトノはつぶやくと、口を大きく開けて赤マムシの頭をパクっとくわえ込みながら、舌で先端をチロチロと舐め回す!
「ああっ!もうダメかも・・(汗)」
僕は思わず情けない声を出すと、僕の僕から激しくペイトスを放出してしまう!
ヤトノは僕の僕をスッポリと咥えたまま、放出されたペイトスを1滴残らずゴクリと飲み込むと、喉元を締め付けて僕の僕の中に残ったペイトスを搾り取る。
これがまた気持ちいい!
僕から全てを搾り取ったヤトノは、最後の仕上げとばかりにチロリと自分の口の周りを舐め回している。
その姿にヘビらしからぬ妖艶さを感じてしまったのは気の所為だろうか??
こうして赤マムシvs白蛇の最終決戦は、ヤトノの完勝で幕を閉じた・・。
僕の赤マムシは全く見せ場なく食われてしまった・・。
最後の仕上げまで含めて、白蛇の独壇場であった・・。
まさに格の違いを見せつけられたというやつだろうか??
『ふふふ、ごちそうさまでした。気持ちよかったですか?ご主人さま。』
「うん、気持ちよかったよ・・。未体験の感覚だったよ・・。
てゆうか、ヤトノはどうしてそんなに上手なんだい?」
『ふふふ、こちらに来てからご主人様とチャロンお姉さんの営みを見て勉強していましたからね。
ご主人様の気持ちいいポイントは勉強済みですよ。』
「ぐふぅ。毎回やけにジトッと見られていたような気はしてたけど・・。」
僕は恥ずかしくて顔から火が出そうである。
『ふふ、おかげさまで濃い魔力を大量に摂取することができました。
空気に触れる前に直接摂取するとロス無く魔力を吸収できて効率が良かったですw
魔力が空気中に拡散しませんからねw
これで一晩寝たら魔力が体に馴染んで、私の体内の魔力を回復できるでしょう。
明日の朝が楽しみですね!』
「明日の朝?何かが起こるのかい?」
『ふふふ、それもお楽しみですね。』
「わかったよ。それにしてもヤトノってそんなに流暢に念話ができたんだね?」
『きっと私の魔力が回復してきたのと、ご主人様のスキルが増えたかレベルUPしたかの相乗効果でしょうね。
まあ、そこも含めて明日の朝にはわかると思いますよ。』
「まあ、とりあえず今は内緒だと言うことがよくわかったよ(汗)」
『そうですねw。では今夜はもうゆっくりとお休みください。
私も魔力を馴染ませるためにご主人様に寄り添ってゆっくり寝ますね。
おやすみなさい・・。』
「ああ、おやすみ。また明日ね。」
というと、脱いだ部屋着を着てから、首元で丸くなっているヤトノを優しく撫でて睡魔に身を任せる。
それにしても・・、異世界広しというか、今まで読んだ異世界物の小説の中でもテイムした白蛇にペイトスを絞りとられるというパターンは初めてのような気がするが・・。
まさに異世界恐るべしである。
この世界では今のところ他の異世界物の小説のようにドラゴンとかの凶悪な魔物とは出くわしていないが、それ以外の驚きが多いような気がするぞ(汗)
この世界の神様のいたずらなのか?はたまた気まぐれなのか?
とりあえず、ヤトノが言うように明日に備えてもう寝よう・・。
お休みなさい、異世界・・・。
◇◆
「チュンチュン‥」という小鳥の囀りと柔らかな朝日に包まれて、僕は目を覚ました。
おはようございます。
異世界14日目の朝です。
やっぱりベッドで寝るとぐっすり寝れていいですね。
疲れがスッキリ取れた気がします。
ただ昨夜はチャロンと頑張り過ぎたのと、何故かヤトノにおねだりされたので、エナジーを搾り取られ過ぎて若干体がだるいです(汗)
そっといつもの治癒魔法と回復魔法の4点セットを自分にかける。
うん、これで大丈夫!
今日も元気で頑張れそうだ!
「チャロン達もも起きたかな?」
と思ってベッドの上を見渡すと、何かが違う・・。
というか、明らかに何かがおかしい
何がって?
だってベッドの上にいる人数が明らかに違うんだが??
僕とチャロンはいいとして、2人の間にもう1人女の子が寝ているんだが??
年齢と背丈はチャロンと同じくらいだが、髪の毛が白銀色のサラサラストレートで、透き通るような白い肌の女の子が「う〜ん・・」と甘い寝息を立てながら寝ているんだが??
しかもかなり顔立ちの整った美少女だし!
そして何故か裸だし!?
「えええ!この娘はいった誰??」
と呟いた僕の声に反応したのかその美少女は
「うーん、ムニャムニャ・・」
と言うとゴソゴソと起き出した・・。
上半身をベッドの上に起こした白色の美少女は僕の目をみるとニッコリと微笑んで、
「おはようございます。ご主人様。」
と、まるで当然とばかりに朝の挨拶をする。
「き、君はいったい・・?」
と問いかけると、
「ふふ、私ですよご主人様。貴方の忠実な従魔のヤトノですよ。」
と、少女には不釣り合いな妖艶な笑みを浮かべて事も無げに答える。
「ヤ、ヤトノなの??」
「そうですよ。ヤトノです。
ご主人様の魔力をたっぷり注いでいただいたおかげで、ようやく元の姿を維持できるようになりました。
改めてよろしくお願いいたしますね。」
とベッドの上でペコリと頭を下げる。
「もしかして、昨夜に言ってた、朝になったらわかるって、このことなの?」
「そうですよ。うふっ。」
とヤトノはいたずらっぽく笑う。
突然の美少女の登場に戸惑いを隠せない僕であったが、
「うーん、まずはこの状況をチャロンに説明するところから始めないといけないかな?」
とヤトノに話しかける。
「そうですね!まずはチャロンお姉さんに挨拶しないとですね!」
屈託の無い笑顔で笑うヤトノを見て、「まあ、なんとかなるか・・。」と思う僕であった。
それにしても突然のヘビ属性の美少女登場とは・・。
いったいどうなることやら・・。
相変わらず予測不可能なイベントが起こるな、この異世界は(汗)
最後までご覧いただきありがとうございました。
感想などいただけると励みになります。
引き続きよろしくお願いいたします。




