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第47話 肩
夕食を食べ終えた後。
二人はいつものようにゲームをしていた。
「勝った」
「また負けた……」
恒一はコントローラーを置き、大きく伸びをする。
「今日はもう終わりにするか」
「うむ」
玲もコントローラーを置いた。
その瞬間。
ふぁ……。
小さなあくびが漏れる。
恒一は思わず笑った。
「眠そうだな」
「こういちのせいだ」
「何で俺のせいなんだよ」
「帰ってくるの遅かった」
「ずっと待ってたんだぞ」
「ゲーム始めるのも遅くなった」
「それは……悪かった」
恒一は苦笑する。
玲はソファへ深く座り直す。
そして何も考えず、自然と恒一の肩へ身体を預けた。
「……少し借りる」
「ああ」
恒一は何も言わなかった。
玲も、それ以上何も言わない。
部屋にはテレビの音だけが流れる。
数分後。
「……すぅ」
静かな寝息が聞こえた。
恒一は横を見る。
玲は肩へ寄り掛かったまま、気持ち良さそうに眠っていた。
「全く……」
恒一は小さく笑う。
「おやすみ」
起こさないように、そのまま動かなかった。
玲は眠ったまま、少しだけ安心したように肩へ身体を預け直した。




