表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
19/39

第19話 ノブの決意

あれからノブは、できるだけ町の猫と接するようにしていた。ランマはしばらくしてから前のように顔を出すようになったが、顔つきが変わった。まだ幼いが(オス)の顔になった。それがなんだか嬉しくて、俺がジャンプにしてもらったように一緒に鍛錬をしたりした。



俺とノブが休むのは、夜になって誰もいない展望台。ここが俺たちのねぐらだった。


「ミー助、そろそろ旅に出ようか…」


ある夜、ノブが言い出した。ノブなりに考えがまとまったのだろう。


「簡単なことだった。まず、()()()()を持った()()()()()がいなければならない。そして、その考えを共有できる仲間が必要だ」


俺も同じ考えだったが、少し意地悪な質問をしてみた。


「でも、この町にはリュウガもタイガもいないぞ」

「残された仲間が強い猫の意志を引き継ぐのさ。この町のように」


誰かに聞いただけじゃわからなかったかもしれない。でも、この町に留まることで答えが出たんだろう。


「ノブ、お前は間違いなく強い意志を持った力の強い猫だと思うよ。あとは、場所と仲間だな」

「ミー助にそう言われると照れるが、ここは素直に受け止めて、場所探しに再出発だ」




翌朝、俺たちはリュウタのところへ行った。


「今まで世話になってありがとう。俺たちは今夜旅立つよ」

「そうか…お前たちがいなくなると寂しくなるな。みんなには声をかけておくから、夜になったら展望台に集まろう」



そんな大げさなことしてくれなくてもいいのにさ。でも、せっかくだから厚意に甘えて、俺とノブは夜になってから展望台へ向かった。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ