表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
オイナカムイ伝  作者: 日川文月
76/100

第65話 アイヌ民国は(2)

ホジホジ、ホジホジ、ホジホジ・・・。


「う~む、やっぱ毛蟹鍋はみんな黙っちゃうな」

「オイナ、食べて」

「おお、ありがとう、ヤイヌ」

「つけ汁は昆布出汁とお醤油ちょっとで良かった?」

「うん、まいう~」


「兄様、イチャイチャしてないで、追加の蟹を茹でて」

「むむむ~」

「こら、ウメよ、自分でやれや」

「ツーン」

「うううう」

「熱くて怖いから、ミチにお願い」

「おおお、そうかそうか、サクラ、よしよし」


(・・・ミチの操縦はサクラの方がずっと上手いな)


「カプタインとパセクルはいつ戻れるの?」

「あ、ごめん・・・ヌルハッちゃんがな~」

「前田様と石川様もお手伝いしてくれているんでしょ?」

「ヌルハチがハンの地位についたら、戻ってくるそうだぞ」

「う、うん、あと3・4年かな~」

「戻ってきたら、覚悟は良いわね?」

「ふえ!?」


「そうね、ヤイヌだっていい年になってるのよ」

「ううう」

「普通なら子供が居たっておかしくないのよ」

「しゅ、しゅみましぇん」

「ウタリアンなんか、ちょっと誘ったらすぐにね~」

「うちのカプタインもよ、激しいのなんのって」

「「こ、こら!」」

「やん」


ヤイヌが真っ赤になって、ホジホジ。


「びびりの兄様にそんな度胸は無いって」

「うんうん」


(くそ~、前世もDTで死んだんだぞ。

一人寂しくお亡くなりになったんだからな・・・)


『オイナ』

『あ、ああ、カプタインが戻ったら、結婚しような』

『ん』


小声で話し、みんなに見えないように手を繋いで、ほんわかした。


「「「あ~、オイナとヤイヌがアッツアツ~~」」」

「「こ、こら~」」


ヤイヌの妹達と弟がはやし立て、貴丸もなんだか赤くなったのだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ