第45話 皇国派遣軍(2)
天正8年(1580年)春。
第1陣が出港。
第2陣は秋の予定、残るか交代するかは状況次第。
余裕あれば調査探検(思い出した限りの地図は渡してある)を行う予定だ。
別働隊はハワイへの表敬訪問を予定し、貿易についての協議をする。
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南洋派遣と同じ頃、カラプト北部に近い山丹人の港に2個大隊を送り込んだ。
総大将は羽柴藤吉郎秀吉、副将は弟の羽柴小一郎長秀、参謀は竹中半兵衛重治、石田三成と子飼いの部下達、軍監は森長可(怪我はしたが生きてた)だ。
五人が案内係だ。
「羽柴様は商務大臣になるのやなかった?」
「へへへ、やめてきたわい、こげなおもしろいことせなな。
儂は大陸に討ち入りしたかったんにゃ」
「兄上は収賄がばれたんで、久しぶりに上様に殴られたんや」
「ぶ~~」
「「「がはは、つい色気にあてられて~」」」
「女癖なんとかせいや」
「ま、ええじゃないか、ええじゃないか、よいよいよい」
「戦がのうなっておかしくなってたんや」
「「「そうそう」」」
「そんなん、ぎょうさんおるわい、戦以外に興味が無い野郎どもがよ~」
「慶治と一緒か」
「おい!」
「部落から離れたところでしばらく待機や、ホンジらが馬を連れてくるさかい」
「よ~し、荷を運びやんせ」
「「「「え~」」」」
「え~やないわ、馬が来るまでは兵しかおらんやろ~」
「「「ち!」」」
山丹人の長には口止めも含め多額の迷惑料を払っている。
10日後にはホンジと馬喰達が荷用の驢馬と乗用の馬を運んできた。
「代金が火薬ってやっぱ戦支度か」
「他のところは明の監視もあってまずい、焙烙玉を作るそうや」
「なるほどね」
「信頼できる親戚やらと反撃の計画を立ててるそうや」
「ヌルハッちゃんは?」
「ええと、ヌルハチならまだ李成梁の部下やってるって、ニカンワイランとノミナをはめて明軍に攻めさせようとしてるらしい」
「同族憎悪か、おたがいに」
「明に踊らされてるのになあ」
「おおい、馬喰に聞いたら調教の合図が違うみたいじゃぞ」
「「「え!」」」
急遽訓練のしなおしで少し出発が延び、食料も追加で山丹人の部落から買った。
それ以外は順調でバイカル湖に到着、食料水と木炭を調達した。




