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ちょこっとですが更新しました。


もうちょっと更新できるよう頑張ります!


 さて、勉強部屋へ移ってアイザック先生と向かい合い授業が開始された。


 前世は英語が苦手で赤点ギリギリのラインを狙って勉強して、他の教科でそこそこの点を稼いでいたのだ。

 今更日本語以外の語学なんて出来る気がしないと思っていたが、この国の言葉は明らかに日本語ではないにも関わらず話せたように読み書きも出来る仕様になっているらしくて安心した。

 幼女なだけあって字はヘタだけど練習すればそこそこ読める字には成れそう。


 しかし、座学の授業は読み書き、算術、歴史、他にもいろいろある。

 読み書きは何とかなったけど、歴史は服装食事などの文化を見ても日本とは違う道を歩んできたみたいなので流石に真面目に受けないといけない。

 

 まだ、大陸など地理の要素が強い範囲だったから頑張れたけど苦手な歴史は心して挑まないとね。

 なにせテレビやマンガがないこの世界。

 困ったときの歴史マンガや「〇〇先生の解説する歴史番組!」みたいな歴史をわかりやすく解説してくれるテレビ番組は存在しないのだ。


 前世の私はほとんどをそういった歴史物のテレビやマンガや史実に沿ったゲームでカバーしていたのでこれは痛い。

 地理分野だってやるかはわからないけど、マンガやゲームがない分農作物や漁獲量的な分野に入ると「これは〇〇君が好きな作物で、どこの特産なのね」とかやれなくなった分真剣に取り組まなければ行けなくなった。


 唯一良かったことは算術、つまりは算数がめちゃくちゃ簡単だったことだ。

 大して数学は得意ではなかったけど、転生特典なのかこの世界の算術は簡単らしい。

 9歳児のお兄様の教材もこっそり見て確信した。

 この世界の数術は遅れている。


 だって、9歳でやっている内容が2桁と1桁の足し算だった。

 引き算は乗ってなかった。

 大体平均より少し上くらいなお兄様の学力でそうなのだ。

 驚いたが、ラッキーくらいに捕らえている。


 けど、いくら読み書きが出来て算術が得意に成りそうで、歴史の授業が何とかなりそうに思っても油断してはいけない。

 前世で中学受験をして入った学校ではじめは成績が良くて学年でも常に5位以内だった為に調子に乗って授業も大して聞かず予習復習を怠ったヤツの末路を知っている。

 そう、私だ。

 

 前世での私は上半期通してずっと成績が上位5人以内だったことに大層気を良くした。

 しかも間に夏休みが入ったことも悪かった。

 1月以上ろくに勉強もせず遊んでいた私は下半期の授業が始まっても夏休みボケが抜けず勉強する気をなくしていた。

 結果、徐々に徐々に成績を落とし高校に上がるころには下から数えた方が圧倒的に早かった。


 折角転生した今世ではそんな醜態を晒すわけにはいかない。

 

 お母様ジャッジが怖いのもあるが、余りにも私が勉強できないとアイザック先生も自信を失くしてしまうかもしれない。

 

 因みに今は、授業の合間の休憩時間でアイザック先生との親交を深める目的もあり2人でお茶の時間だ。

 おやつはシンプルなクッキー。

 これはこれで美味しいけど、ジャムや蜂蜜があってもいいと思うし何より今日はショートケーキが食べたかった。

 あとで、厨房にリクエストしに行こうかな。


 話を戻すと、アイザック先生もなんとなくではあるがお母様とお兄様の関係が拗れていくのは感じていたようだ。

 なんとなく感じ取って頑張って見たものの余り変わらない表情と硬い口調のせいでお兄様にますます怖がられどうにもならなかったらしい。

  

 ここまでの話もオブラートに包んで遠まわしに話してくるのだ。

 しかも、わずかに眉が下がった以外の表情の変化は見られない。

 これは普通の5歳児だった当事のお兄様には怖がられても不思議じゃない。


 因みに、なんで長男であるお兄様の成績を上げられずここまで表情の変わらない人が変わらず私の家庭教師も務めているのかというと単純にアイザック先生の教え方がわかりやすいからだ。

 お兄様の成績がどんどん下がっていく中お母様はお兄様の成績が上がらない理由をあれこれ考えたらしい。

 その中で思いついたのが家庭教師であるアイザック先生の教え方が悪いのではないかというものだった。


 これを思いついたお母様はすぐに行動を起こした。

 具体的に言うと、使用人の子供の中でちょうどお兄様と同じ5歳の子供を連れてこさせお兄様と同じ授業を受けさせたのである。

 結果、これまで大して勉強などしてこなかったその子供がメキメキと成績を上げその歳の使用人の子供にしては申し分ない程の知識をつけたことでアイザック先生への疑いは晴れた。


 しかし、そうして検証を続けて行くことでお母様がお兄様に才能がないのだと見切りをつけることに繋がった。


 それからも、口下手なりに何とかお兄様と打ち解けるところからはじめようとしてはみたものの結局どれも上手くいかず今に至っているらしい。


 さて、粗方の事情はわかったけどこっちをチラチラ見てくる割に近づいても来ないし近づいても逃げるお兄様とどう接していくべきか悩むところだよね。

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