表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
12/39

学園に通おう―1―


「君が、コアをここまで……。ありがとう、大変だったでしょう?」

 ニカさんはオレに向かって深々とお辞儀をする。


 ニカさんは、甘栗色の髪をひとくくりにしていて、眼鏡をかけていて、利発そうな女性だ。

 

「別にお礼を言われるようなことじゃ……」

 オレはニカさんに早く頭を上げるようにいう。

「でも、この世間知らずな子を……」

 わかっているな、ニカさん。

 コアの世間知らずなところはニカさん知っているのか、だったら心配ないか。

 予定通りだったら、フェーラーがついてくれるはずだったか、予定外のことがあったからな。

 でも、影から見守っているんだったか?


 どっちにしろニカさんという人がいてくれるようで、本当によかった。


「ニカさん?!そんな、世間知らずだなんて……!嘘ですよね?」

「まだ、自覚していなかったの……?」

 ニカさんは呆れるしかなかった。

 ニカさんのこれからが大変そうだな。


「スカイくんだっけか、本当にありがとう。すごいね、大人でもないのに旅をしていたなんて」

 

 最近は鏡なんか見ていなかったけど、オレは成人していないと見られるのか。

 これでも、しっかりと成人したはずなんだけど。

 ま、確かに幼く見られることが多いけどさ。


「子供じゃない……、オレは成人済みだ」

「ごめんなさい。……いや、でもねぇ、スカイくんは子供にしか見えないわ」


 ひどい……。断言しなくてもいいじゃないか。


「スカイさんって、大人だったんですか!同い年くらいだと思っていました」

 コアが驚きの表情を浮かべて、ニカさんと同じように謝る。


 いいんだよ?べつに。

 ただ、ね……、うん。


 そろそろ、切り上げないとな。じゃないと、情報が得られない。

 

「じゃあ、オレはこれで」











 細い路地を歩く。この先に、表の情報屋がある。

 入る学園を選ぶのだ。

 表があるから裏の情報屋なんてのもあるけど、今はお世話になる気はないからな。

 


 学園都市に存在する学園は千差万別で、例えば、魔法を教える学園でも、日常で使える程度から、上級魔法を使える程度までなどと、ピンからキリまである。


 オレは、魔法系の学園じゃなくて、情報を扱うことを教える学園があれば、そこに入ろうと思っている。

 そこだったら、学園に通うだけで情報か入ってきたりするかもしれないからな。



「いらっしゃいませ!」

 笑顔が輝く受付嬢たちが、オレを出迎えてくれる。さすが、受付嬢。


「情報を扱うことを学べる学園を探しているのだが、あるか?」


「情報を扱うところですね、少々お待ちくださいね」

 

 待つこと数十秒。一分もかからなかった。

 

「情報を扱うところですと、ファリス学園、ツェルマット学園、ノーベラ学園です。この中で、より高度なのはノーベラ学園です。いかがなさいますか?」

 笑みを絶やさずにはっきりと教えてくれる。

 職人技だな。


「ノーベラ学園の詳細を教えてくれるか?」




 それから少しの間、ノーベラ学園について受付嬢から聞いて、オレはノーベラ学園に通うことにした。


 なんと運のいいことに、編入試験が数日後に行われるという。


 

 情報も仕入れたことだし、宿を探そうかね。こんな時間じゃ、空いている宿が無いかもしれないけど、しょうがない。

 なかったらなかったで野宿するしかないな。


 誤字脱字、ご用意などあれば感想などにお願いします。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ