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堕肉の果て ~令和に奏でる創造の序曲(プレリュード)~  作者: KEY-STU
第三部 六章 リベルタドーレス ~解放者たち~

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2217/2224

2217.死に様

 全ての観察の現場を知るカメムシ、希少な存在で今の所臭いだけの虫けらは話を続ける。


『儂の知る範囲ではあいつは逃げたんじゃぞい! 自らの不倫理で追い詰められた結果、嫁の美雪と倅の聖邪(せいや)が仕返しに戻って来るのを恐れてのぅ…… ユイとジローの巨大カバと自分が拵えた子供達を連れてハタンガから逐電したんじゃぞい』


「うおおぉぉっ! グスッ! ナガチカの馬鹿野郎が生来の下種(ゲス)属性故にハタンガを去る羽目に~! キュキュキュキュ~! グスッ! そんで?」


『そんでって、後は知らんぞい、儂はその後、立派で無欲でナガチカとは全っ然っ違うメダカの王様、ナッキ王に仕えたからのぅ』


「ナッキ王? グスッ! それは? キュキュッ? 人っキュっ?」


『ギンブナじゃぞい』


「ぎ、ギンブ………… う、うわあぁぁ~んっ! よりにもよって粗野で原始的で野生の極み、魚類っ! しかもフナ如きに玉座を奪われるとかっ? 恥ずかしいぃっ! エグッエグッ! キーキキキキーッキュキュキューッ!」


 悲しんではいるのだろうがダイレクトには伝わって来ない、やはりある程度の言語能力はコミュニケーションに必須なのだ、なんなら黙って落込んでいるだけの方が幾分ましだろう、参考にして頂ければ幸いだ。

 しかも冷静に聞けば玉座を追われた原因は完全にナガチカ側にあるんだし、ペジオの嘆きの主題も微妙にずれてんじゃん。


 あれか? 車に撥ね殺される瞬間に、何だ軽かよっ! どうせ死ぬなら高級外車が良かったぜ! とか? 通り魔に刺されて、関の逸品じゃねーのかよっ! よりにもよって百均とは…… し、死に切れん…… 無念、とかの系の(こだわ)りになっちゃてないか?


 ソレ、おっ高級外車っ、しかもテスラじゃん! どうする? 行く、いや逝くか? だよな…… これがラストチャンスかも知れんもんなっ! 良しっ! フェアウェルライフっ! アイフライっ! とかの方向に倒錯しかねんからね、要注意だ。


「あれ? でもおかしいな…… ナガチカの馬鹿がそんなに簡単にくたばるか? んな訳無いよな?」

お読みいただきありがとうございます。

感謝! 感激! 感動! です(*'v'*)

まだまだ文章、構成力共に拙い作品ですが、

皆様のご意見、お力をお借りすることでいつか上手に書けるようになりたいと願っています。

これからもよろしくお願い致します。

拙作に目を通して頂き誠にありがとうございました。


Copyright(C)2019-KEY-STU


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