2218.亜神ブームのお話
歪に嘆いていたペジオは唐突に泣き止み真顔で首を傾げている、急激な感情の起伏加減にはどこか狂気を感じてしまう。
出来る事なら口をききたくない、そんな相手にも平気で無神経に話し掛けられるのがパダンパの才能だ、異種優勢なのかも知れないぞ!
『んー千年も経ってるんすよね? 死んでて当然じゃねっすか? ほら人間だし? っすよね?』
「んーぜんねんじゃなくて数千年なっ! 本当に残念だなっ! お前っ!」
パダンパをまともに相手にするペジオ、同レベルと見做されちゃうぞ、良いのか?
見かねたギレスラが間に割って入ってあげる、優しい。
『数千でもんー千でも変わりは無いのだ、ニンゲンはそれ程長く生き永らえられ無いであろ?』
「ニンゲンだったら、まあそうだろうね」
『なぬ?』
「僕とナガチカ、美雪、それにここにいるナインザブルーやオールスターズも全員、ニンゲンじゃ無くて依り代経験者、つまり亜神、ちょっとやそっと、千年ぽっちじゃ死なないんだよ」
『え、は? ま、マジ、で?』
「ああ、当時幸福寺や茶糖家に関わっていたニンゲンは全員そうさっ! 不老不死になっていたんだよ」
ほぉう、なるほど、あの当時、時代背景的にも人間が種として存亡の危機(自分達のせい)に追いやられていた時、東京大阪間の田舎の代表格、おらが静岡茶の香りにもそれ位の危機感は届いていたらしい、そりゃそうか、一応ネット環境とかオールドメディアとかもギリ届いてはいたからな、まあ不十分感は否めなかったがね。
実は、かくいう私、観察者も皆さんの生きる時代では大人気だったモロ当事者であった。
神様っつー事で寄って来るミーちゃんハーちゃんをはじめとした有象無象から、ガチのマジで命懸けなヒンドュー信者まで、そりゃもう大騒ぎで幸福寺の狭っ苦しい庭を埋め尽くす勢いで押し寄せたカーリーブーム…… あぁ、ウザ気持ち良い時間だったなぁ…… ※長生きなカーリーは過去を美化しがちです
まあ私位の高位悪魔になるとそこは分別、安売りなんかしたりはしないっ! キリッって奴なのだ!
近所の檀家なんかがぼた餅片手にーだとか、使い切れなかった野菜のお裾分けついでにーだとか? 誰を象ったか判らない境内の地蔵をこ綺麗にしたからだぁーとかでは身を任せたりは出来ないのだ! 責任感からっ! 誰も欲しがらないのに売らないとか言ってたコユキとは根本からして違うのであるっ! エッヘン!
お読みいただきありがとうございます。
感謝! 感激! 感動! です(*'v'*)
まだまだ文章、構成力共に拙い作品ですが、
皆様のご意見、お力をお借りすることでいつか上手に書けるようになりたいと願っています。
これからもよろしくお願い致します。
拙作に目を通して頂き誠にありがとうございました。
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