2213.言い口
「ナガチカの『繁殖者』や僕の『異種混淆』もこの異種強勢を強制させるスキルだからね、薄汚い獣人達だってそれなりに強靱化しちゃう訳だ」
うん、理屈は判ったけどお前の差別的な言い方、ソレなんとかならないかな?
『なるほどね…… ナガチカさんの『繁殖者』で作られたのが獣人、クルン=ウラフのニンゲン達って事なのね…… で? 牢獄や檻ってのはどーゆー意味なの?』
だよな。
「僕の『異種混淆』と奴の『繁殖者』の最大の違いはね、成体を同意の下で合体させるか、それとも対象の許可も無しに強引に混血児を孕ませるか、つまり和姦と強姦の違いに相当する訳だ」
『え? 和…… そ、それで?』
やっぱり言い方なんだよな…… 何だ、コミュ障なのか?
「ナガチカがレイプ同然の暴力で無責任に誕生させた獣交じりはヘテローシスばっかり、流石の奴もそんな危険な動物を野放しには出来ない、それ位の常識だけはかろうじて残っていたんだろうさ」
本当にもう。
「だから『鉄壁』で閉じ込めて『再生雨』で成長を引き戻していたんだろ? それか全員が自分の能力を越えてビビった? とかじゃないか? つまり檻、牢獄って訳さ! 情けない奴だよ本当! ヘラヘラヘラ♪」
親が両方マニアックで多忙、ネグレクト気味で育てられたからだろうか? 情緒的な欠損を感じるぞ、ペジオよ……
『何? アンタ嫌いだったの? そのナガチカさんって人の事』
「いや、親友だよ? あの馬鹿だけじゃなくて奴の女房、美雪のデブとも兄弟同然に育てられたんだ、嫌う訳ない!」
じゃあ何だよ、その悪態は?
『ま、まあ檻とか牢獄って意味は理解出来たわ』
ミロブロは吐き捨てる様に言う、殴り掛かっていないのは彼等の忍耐強さ、その証だろう。
「理解出来る事と許す事は全っ然っ違うけどな」
「大体ヘテローシスはお前も同じだろうがっ」
ペジオは野ウサギ然とした表情を変えずに続ける。
「で今、遺伝的に造られた化け物生物達が世界に解き放たれてしまった訳だ! 悲劇だよ、他のまともな生物にとってね……」
流石に堪忍袋が粉砕されたらしいミロンがウサギの胸ぐらを掴んで持ち上げ相方のブロルも顔を並べて睨みつけている。
「おいっ貴様、いい加減にしろよっ!」
「俺達や仲間のどこが化け物なんだっ!」
お読みいただきありがとうございます。
感謝! 感激! 感動! です(*'v'*)
まだまだ文章、構成力共に拙い作品ですが、
皆様のご意見、お力をお借りすることでいつか上手に書けるようになりたいと願っています。
これからもよろしくお願い致します。
拙作に目を通して頂き誠にありがとうございました。
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