2212.ヘテローシス
そこから生物学者を自称する見た目野ウサギ、中身と記憶は結城さんちの息子、ペジオの説明が為された。
ペトラは類別マニアなだけにある程度の予備知識を有していたお蔭で何とか理解出来た様だ、良かった。
高度な教育を受けたオーディエンスの皆さんには無用な事、蛇足と知りつつも少しだけ解説を加えさせて頂きたい、ほら、魔獣やドラゴン、ゴライアスの子とかがご覧になっているかも知れないから…… お付き合い願う。
ヘテローシス、異種強勢は聞く側を選ぶ言葉である。
SFや創作物なんかでは超越種やスーパーヒューマンなんかのネタ元に、畜産業なんかでは割と現実的な繁殖技術としてお馴染みなワードである。
元になる原理は単純だ、異なる種を交配させた場合、子は父母となった種を凌駕した成長を見せる、これが異種強勢、ヘテローシスだ。
は? なにそれ? とんでも理論じゃね?
そう思われるのも無理は無い、でもコレ事実なのである。
マジか?
マジです!
そうか……
一般的に有名な事例としてはやはりラバやケッティ、だろう。
これは馬とロバの混合種、両者の違いは父母がどちらか、それだけである。
生まれた子供は馬より力強くロバより賢くなる、俗に言うトンビが鷹をって奴になる訳だ。
ほえぇ~、それマジ?
マジ!
そうかぁ……
で、この異種交配でつおい種を! って奴、結構広範な分野で実践されていたりする。
ま、マジで?
マジ! 続けても?
う、うん。
馴染み深い所では土佐闘犬とか? ほら四国犬に色々強そうな奴掛け合わせて作ってるでしょ? セントバーナードとかブルドッグとかマスチフ、グレートデンとかね?
お、おう、あれか……
それに植物とか? 家庭菜園でやったりする苗なんかで聞かない? 一代交配種とか?
お? おう! あれが?
あれが異種強勢、ヘテローシスの実例なんですよ、元になった種より色々な部分で優秀になっているんです! 主に収穫量や味、病気や害虫への耐性なんかの面でね、F1交配種とか呼ばれる奴ですよ。
なるほどね~ んでも異なる種を混ぜたんだろ? 親世代それぞれの優れた面を子供が受け継ぐのって普通じゃね? 遺伝とかでもそんな感じだろ?
全然違いますって!
そうか? ほれ、前にも言ってたじゃん! コアラの子はコアラ、力士の子はもれなくドスコイだって!
いや、ちゃんと聞いてました? 父母を凌駕するんですよ?
え? あっ! そ、それって!
そうです! コアラのヘテローシスは超コアラに、力士のヘテローシスは超力士、いいえ大横綱になる、そーゆー事なのです!
うげぇっ!
大変ざっくりだがお判り頂けただろうか? 要約すると異種交配=大横綱レベル、こんな感じでご理解頂ければ良いだろう、ちゃんと知りたい方はご自分で大学とか行く事をお進めする、頑張って!
お読みいただきありがとうございます。
感謝! 感激! 感動! です(*'v'*)
まだまだ文章、構成力共に拙い作品ですが、
皆様のご意見、お力をお借りすることでいつか上手に書けるようになりたいと願っています。
これからもよろしくお願い致します。
拙作に目を通して頂き誠にありがとうございました。
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