2209.這々の体
ギレスラが首を傾げているとグラム・ランドは首を戻して胴体の方へと向き直ってしまった。
どうやらあちらでもモンスターとの戦いが激化したらしくハンペラ達ウータンの咆哮も聞こえ始めた。
未だ疑問を抱くギレスラの耳にペトラ声音が届く。
『ギレスラお兄ちゃん、やっぱりラマス達じゃ無理だったみたい! アタシの失敗だったわ! 助けにいかなくちゃ!』
『お、おう! 急ぐのだペトラ! ユナイトぉ!』
『コンバインっ!』
慌しく合体した兄妹は、城門に押し寄せたモンスターの群れを少なくない仲間もろとも吹き飛ばし始めるのであった。
この後の観察内容についてはざっくりと行こう。
猛スピードで飛び出した兄妹は思いの外あっさりと帰ってきた、理由は単純、敵多過ぎ、だった。
門を出ると程無くしてペトラの足は鈍ったそうだ。
もう、それっ位には外もギュウギュウにすし詰めオーヴァー状態だったのだ、多種多様なモンスターが、もうビッシリ。
となればギレスラには如何ともし難い…… カタパルトがのそのそしているのでは射出を期待出来ないからだ。
仕方なく自前の翼で飛び上がろうにも上空は飛び交う飛竜や城壁から打ち出され続ける各属性のブレスが飛びかい続けているし、内部の制圧が一息吐いたらしいタロースやガトも目から危なそうな光線を発射し続けている、いと危険だ、死ぬ予感しかしない。
消去法でとぼとぼと歩いて帰ろうとしたが既に来た道には新手のモンスターが押し掛けてこちらもビッシリ。
普段は割と剛毅なギレスラとペトラの表情に諦観が浮かんだ瞬間、ギュウギュウモンスターを掻き分ける様にぶっ飛ばして現れたハンペラ率いるウータンギャルズと黒熊マッチ率いる巨大熊人部隊。
既に諦め掛けていたペトラが醸した『魅了酒』の酒精で瞬時に酩酊し卒倒するサルとクマ、因みに醸造クラスはハマード、ハンマーでぶん殴られた感じで昏倒する、つまり泥っドロの泥酔だった。
自分たちを救助に来たメンバーの救助を果たして門へとダッシュするペトラとその背からめくら滅法にブレスを射出し捲るギレスラ。
再び助けに飛び出したミロブロと仲間達、ワンニャン狩猟部隊はブレスにやられて二次、いや三次災害勃発で、それらを助けに出たダダ坊とグラム・ランドの恵体組が門前を塞いだ事で突進してきたペトラと衝突で四次災害に……
パニクったペトラは『魅了酒』を発動したまま神殿内を駆け回り、あまりのスピードと酒精にやられたギレスラは敵味方の区別なくブレスを吐き続けてもう何次だか連鎖型だか訳が判らない混乱の坩堝。
お読みいただきありがとうございます。
感謝! 感激! 感動! です(*'v'*)
まだまだ文章、構成力共に拙い作品ですが、
皆様のご意見、お力をお借りすることでいつか上手に書けるようになりたいと願っています。
これからもよろしくお願い致します。
拙作に目を通して頂き誠にありがとうございました。
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