2199.ルッキズム
ペジオはミロブロの傷心なんかにゃ目もくれず我が道を爆走する。
『ま、兎に角、人間的な手足とか付いて合成されちゃったリーダーは醜かったんだ! で僕もちょっと可哀想だな、ってね! ほら、獣人みたいで見苦しかったからさ!』
『あ、ああ、そうなの、か?』
『そうだよ』
『そ、それで?』
『取り敢えず手を無くそうと思ったから蛇と『キメラ』ってみたんだよ』
『えっ! 烏骨鶏と人間のキメラに更に蛇をっ!』
『むぅ、そんな事が可能なのか…… 驚きなのだ』
『まあスキルだからね、でも失敗、手は無くならなかったんだよ』
『ほ、ほう』
『それで?』
『うん、僕も意地になっちゃってさ、続けて何回も色んな蛇と融合させてみたんだ、でも中々上手くいかなくてねー、えっとマムシ、ヤマカガシ、シマヘビ、ハブ、ブッシュマスター、ハララカ、イースタンダイヤモンドバック、サイドワインダー――――』
おい、それはもうほぼ蛇じゃん。
『お、おう』
『良くそんなの集められたわね』
『ああ、茶糖の家は爬虫類好きでね、自家繁殖とかやってたんだよ、無許可だけどね』
だろうな…… 出血性の毒で武器とか作れそうな感じだからな…… 下手に届け出ればテロリスト認定されたりするだろうからな、それ。
『しかし上手くは行かなかったのだな?』
『良く判るね?』
『え、だって出て行っちゃったんでしょ、リーダーさん、えっと、醜さを恥じて? だっけ?』
『そうそう! やっぱり黒豚ちゃんって綺麗だから頭も切れるね♪ ほら、君達も獣人のままでいたら馬鹿になるばっかりだよ? 獣人ってとんでもなく馬鹿なんだから! 気持ち悪いしね!』
「くっ……」
「ち、ちきしょう……」
『そ、それでどうなったのだ?』
『おけいっ♪ こちらも美しい赤トカゲ君♪ 学びに貪欲な君になら答えよう♪ あっ、獣人どもには内緒だよ? 口が曲がるかも知れないからね?』
ねえ、皆、差別って醜くない?
差別主義者のクズ野郎は話し続ける、耳も腐る思いで聞いてやろう。
お読みいただきありがとうございます。
感謝! 感激! 感動! です(*'v'*)
まだまだ文章、構成力共に拙い作品ですが、
皆様のご意見、お力をお借りすることでいつか上手に書けるようになりたいと願っています。
これからもよろしくお願い致します。
拙作に目を通して頂き誠にありがとうございました。
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