2195.祭りの後の
長時間の祝辞を受け切った愛弟子にギレスラとペトラが向ける笑顔にもやり切った爽やかさが浮かぶ。
『ふうぅ~、何とか無事終わる事が出来たのだぁ~、ジョディ、良く頑張ったな!』
頑張った、か?
「いえいえ、師匠達にはすっかりお世話をかけてしまいましてぇ」
そう?
『良いの良いの! 弟子に子供が出来るってつまり孫、でしょ? ウフフ、気にしないで♪ やりたくてやってる? みたいなトコあるんだから♪』
いや、お前等何にもやってないじゃん。
「恐縮です」
だから何がっ!
『ジージジジッ!』
「えっ、あっ、ど、どーも」
人が途切れるのを待っていたのか、緑の昆虫、バッタのテューポーンが差し出したのは片方の触覚であった。
そのまま斜めになりながら歩き去っていく…… 流石中身は百頭の魔、普通のバッタなら致命傷である。
『おめでたい事じゃのぅ、ほれ、コレ、ご新造さんに』
カメムシのキトラが一番まともそうだ、何やら半透明の玉状の宝石か? ちょっと綺麗にも見える物を差し出している。
ジョディは受け取りながら尋ねる。
「えっと、あの…… これは?」
『それは儂のフェロモン球、他のオスカメムシを寄せ付けない効果があるんじゃぞい! どうじゃエエ物じゃろうて!』
「あ、ああ、そうです、ね…… どーも」
ゴミだった様だ、残念至極。
取り敢えず全員が終了、とは言え、離れたままで抱き合っているパダンパ親子と何故か輪になってカタボラを囲んだままのドラゴン達は元いた場所から動いていない、習慣の違いかな、そんな事もあるだろうな。
「で、両師匠、コレどうしましょうか?」
一息吐いて振り返ったジョディは大量の贈り物に呆然としながら聞いた。
『ど、どうって…… そりゃ皆の気持ちなんだから大切に…… ねえ、ギレスラお兄ちゃん?』
『うーむ…… 実用性が見当たらないからな…… 多分、新居とかに飾ったりする為の物、なのでは無いか?』
「え! コレ持ち歩くんですか? 新居が決まるまでずっと、です?」
ジョディが戸惑いを見せるのも当然だろう、ヴァンプはともかく獣人や烏骨鶏族、とりわけアスタ弟子烏骨鶏改め幸福寺オールスターズ烏骨鶏は恵体揃いでプレゼントもデカい、かさ張るのだ。
お読みいただきありがとうございます。
感謝! 感激! 感動! です(*'v'*)
まだまだ文章、構成力共に拙い作品ですが、
皆様のご意見、お力をお借りすることでいつか上手に書けるようになりたいと願っています。
これからもよろしくお願い致します。
拙作に目を通して頂き誠にありがとうございました。
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