122,七倉菜摘(ななくら・なつみ)
七倉菜摘
久良川高校の1年生の女の子。久良川本町・七倉に屋敷を構える名門・七倉家の長女。中学生の弟が1人いる。祖父は七倉グループ本社の会長、父親は社長。叔父に県議会議員、親戚筋にも企業家や政治家が何人もいる。正真正銘のお嬢様。
肩まで伸びる長い髪、大きな目、いつも笑顔で、クラスの中心的存在。勉強はとても得意だが、スポーツはちょっと苦手。体型は出るところが出ている。ただし、名家の出身だということは有名なので男子にとっては高嶺の花でもある。料理も得意。基本的に隙の無い女の子。愛想がいい反面、実は能力のことを理解できない男性には、あまり関心がないご様子。浮いた話は聞こえてこない。
世間知らずの地方中堅財閥のお嬢様……ではなく、七倉一族をはじめとする七倉グループの中心的存在。異能の力「鍵開け」の能力をもつ。ふつうの人ならば絶対に開けられない、あまりにも複雑すぎて使い物にならないレベルの強固な鍵を作っても、一瞬にして開けることができる。七倉本家では16代目の能力者。特に七倉さんは、七倉本家の長女として生まれたため、強い能力を持っているといわれている。ただし、七倉さんが生まれてからの七倉家は不振で、グループ会社も縮小気味。強力な能力者は七倉さん以外にいない状態が続いていたので、七倉さんは独学で能力を磨いている。
鍵開けの能力の対象は、かならずしも鍵や錠前だけに限らない。他の能力者が作り出した空間をこじ開けることもできる。そのため、相坂さんの能力とは相性がいい。逆に、正反対の能力をもつ御子神さんには相性が悪い。また、他の七倉一族が開けた鍵は、誰が開けたのかが分かる。直感が鋭いので、他の能力者が能力を使うと察知することもできる。ただし、やっぱりどこか甘いところがある。
ふわふわしたお嬢様。欲しいものは何でも手に入る。ワガママも言い放題。けれども、実力で上を行く楓さんや、能力者のことを見守る司聡一郎(聡太の祖父)の期待どおり、異能の力に対するしっかりした考えを持っている。とはいえ、能力者としてはまだまだ甘いところがある。楓さんに子供扱いされたり、相坂さんから格下扱いされて悔しがることも。
それでも、七倉さんの能力のことを知っていひとにとっては、七倉さんは女神様のような存在である。能力のことを知っているのは、七倉本家の親戚、七倉グループの上層部、そして聡太や聡一郎のように、一握りのひとだけである。




