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第二十三話 スキル


 マンションに帰ってきたユウサク達はポテトチップスを食べる。久しぶりのコンソメ味であった。


「ポテトとポテトチップスは種類が違うのか……いや、味付けと切り方が違うのか!」


 ユユは食材の工夫について驚く、たったちょっとした作り方でもこんなに違うとは思わなかったのだろう。


 ユウサクはコップを待ちながら言った。


「さてこれからどうしようか、不参か使えなかったと言うことは魔力を持ってない者だし、探す手段が無くなった」


「なら、私の出番じゃな。会ったとしてもバリアと爆発で倒せる」


 胸を張るユユ、


 それは心強い、ユユのバリアには特徴がある。


 始めの時に説明した通り、実は魔法の攻撃では簡単に破れるが、物理攻撃などは全く効かなくなるのだ。


 ただそのバリアが貼れるのにも条件がある。晴れている所だ。


 あとバリアにも種類があり、貼り付けタイプ体を全体包み込む感じと半円タイプ、銃弾を止めるのはよくこれでやる。


 美波はチラリと見るとユウサクの方を向いて言う。


「ユウサクさん、私少し思ったのですがせっかくゾンビの情報を私は知っているのに活かせないのでは意味がありません。なのでユウサク達の技の説明をしてください」


 美波が真剣な顔でユウサク達に聞く、


「なら、まずは私じゃな」


 ユユはぴょんとウサギのように立ち上がる。


「爆発魔法、お主達が見たようにどんな距離でも爆発させられる魔法じゃ、次にバリアどんな物理攻撃も守れるが魔法には弱い。空気では自分でしか貼れないことじゃ」


「おい、天気の事はどうした?」


 ユウサクはユユに指摘するが、それを待っていましたかのようにユユがドヤ顔をする。


「雨が降るとバリアが使えなくなる。しかし、爆発魔法が強化されるのだ」


 美波は今の話を聞いてて、胸ポケットからメモ紙とペンを出し、指でくるくるとペンを回した。


「成る程、では強化された場合具体的にどういう風になのか教えてください」


「良いじゃろう、よく聞けよ。とても威力があるそれも数倍だ。ドラゴンは一発で仕留められる。そして一番の技は無限爆発じゃ、あれはすごいぞ、爆発し続けどんどん広がっていくのじゃぞ? お主もいずれ私の偉大さを知るじゃろう」


 ペンをカチカチと音を鳴らすのを止めると、すらすらと美波が書き始める。


 ユウサクはあまりの書くスピードに驚き、興味心で覗いてみた。


「それは英語か?」


「いえ違います、私が作った字です。こうすることでスピードと拾われても分からないようにしています」


 成る程とユウサクは思う。


 そして美波が書き終わるとびしっとペンを突出してきたのだ。


「ユウサクさんの番ですよ」


「私か……色々ありすぎるから万能型で」


「それじゃ分かりませんよ。なら私が質問するので答えてください」


 くるくるとペンを回し、おでこにペンを当てると考え始める。


 ユウサクはジュースをコップに注ぎ、様子を伺う。美波は目を瞑り考えているらしい。


 そして美波は、こちらを見てにっこりと微笑んだ。


「今まで戦った中で一番スピード出したのは何%ですか? また、それに続き力と体力も教えてください。あと私が見た技や得意な技を丁寧に5つ答えてください」


「どれも半分以下の力だよ。『限界突破」すれば強くなれるけど、後々がすごく弱くなっちゃうからな、技もそこまで無いな、『閃光波』で大半の攻撃が出来る。『閃光消滅』は文字通り消滅させる技だ。『神盾』一週間に三回しか使えない。絶対破れない防御のはずなんだが、何故かあの時には壊れたな。『天狗』は一時的に早くなる技だ。ユユの爆発魔法後近づいたのはこの技、あとは……これで五個か」


 やっぱり早いなとユウサクは思った。美波はもうすでに書き終わっていたのだ。


「では、少し聞きたいのですが何故でかいゾンビに閃光消滅をしなかったのですか?」


「それはしなかったのではなく出来なかったのじゃ」


 ニヤニヤと悪い笑顔を浮かべて、ユユが答える。


 美波がそれを聞いてユウサクを見ると、頭をかき、ため息をついていた。


「あまりばれたくなかったけど、自分の足よりも大きい物は消滅出来ないんだよ。力が足りなくて限界突破したとしても人サイズしか消滅出来ない」


「成る程よく分かりましたありがとうございます」


 ペンとメモをしまうとふぅと軽く吐く、どうやら美波の真面目モードが終わったらしい。


「さてこれからどうしようか? できれば青いフードには会いたくない。あったらそれはそれで戦うが……」


「そうですねーー」


 ユウサクと美波の2人が迷っていると、


「ならなら、こんな所に行くのはどうじゃ!」


 ユユが2人の間に入り、目の前でパンフレットを広げた。


「ふっふっふ! これに行って見たいのじゃ!」


 ユユが見せる、それは子供の夢が詰まった遊園地だ。


「券がないと普通はいけないけどな……」


「まぁ、この状態ですし、入れるだけ入っています?」


 ユウサクと美波が顔を見合わせて苦笑している。


 こうして明日の予定は決まった。


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