第二十二話 青いフードの男
「エイリアンとは何じゃ?」
ユユが振り向きユウサクと美波に聞くと、
「宇宙人のこと、例として貴方達の世界で言うとモンスターと思っても良いと思うわ、見た事無いから何とも言えないけど」
美波がユユに分かりやすい様に言う。
「実はなんだか……」
ユウサクは呟くと二人の顔見て、
「昨日俺たちの後を追っていた奴じゃないか、と思う……」
「どんな格好だったのじゃ?」
ユウサクはゆっくりとこう言った。
「青いフードを被った男だ」
ユユと美波が驚く、そして同時にユユの目が鋭くなる。
「私はそんな怪しい奴は感知しなかったぞ?」
「ユユが離れた時に一瞬来たんだよ、車のミラーで見たから気のせいかと思ったけど間違いない」
「奴も相当の実力じゃな? 何せ先程の男が捕まら無かったのだから」
ユウサクは思い出していた、青いフードの男のことを——奴はニヤついていたのだ。
この世界の状況で笑うことができるだろうか? 異常なのだ。ゾンビと関係していることは明白だろう。
あるいは、狂っていたのか……。とにかく私達を見て笑ったことに異世界人だと気づかれている可能性が高い、できる限り会いたくないと考えている。
「あまり深く考えないように行きましょう、ユウサクさん」
「ああ、ありがとう少し考え事をし過ぎたみたいだ」
美波がユウサクか恐い顔をしているのに気づいて、一声かけたのだった。




