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第二話 やってしまった


ベッドの中でゆっくりと目を覚ます。


ユウサクは、なじみのある部屋を見て、ほっと息を漏らし、自分の部屋からリビングへ向かう。


「誰もいないと不思議だなぁ? おーいお姉ちゃん? お母さん? お父さん?」


シーンと静まり返って、返事も帰って来ない。時計を見ると朝の6時だった。


「せっかく会えると思ったのに、お出かけか? あっちに行っている間、俺のことを忘れてるなんて無いよな、ほんと頼むぞ?」


テーブルに手紙すら置いてなく。クローゼットの中を見てみると、出かける時に使われる鞄が置いてある。


「久しぶりに帰って来たんだ、外に出て散歩するのも良いだろう」


履いてみると久しぶりの運動靴で軽かった、重みが無いので少し残念な気がする。


「楽ではあるのだが物足りない、いつもは重い鎧だったし……」


そんなことを言いつつドアを開けると、思考より本能的に体が動いた。


素手で何かを吹き飛ばす感覚だ。


「あ、あ……」


見下ろしてみると、サラリーマンらしい男の首を消滅させてしまった。


「お、終わった」


家の前で足をついて、力なく座ったのだ。




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