第十九話 店
2人はレシピを見終わった後、
「美波はすごいなぁ、植物のことをこんなにいろいろしているなんて」
「そんなことないですよ」
美波は少し顔を赤くして頷きながら話す。ユウサクはただひたすら感心していた。
「いやいや、料理のレシピも探すの楽だったしホントありがと!」
ユウサクは照れながら元気よく頭下げる。美波は恐る恐るといった感じで聞いた。
「ユユ……ちゃんとは付き合っているんですか?」
「えぇ? ん〜付き合ってはいないね。妹みたいな感じだし」
上を向きながらそう喋る、そんなユウサクを見て美波は覚悟を決めたように拳を握りしめ、
「ユウサク……さん、あの付き合っ」
「——ずいぶんと仲良しじゃな? 私がいない間はそんなに楽しかったか?」
タイミングよくを狙ったようにユユが現れ、美波の言葉を遮断する。
「ん? 当たり前じゃないか?」
「むかー! 本当酷い奴じゃ! あところでこれお土産」
ユユは大量の銃を持ってきたのだった。それを見たユウサクは手に持ち、
「え? 私に?」
「私は使わないから持っていろよ?」
さり気なくユウサクは美波に渡すと、大事そうに抱えた。
「ありがとう」
「どう致したして」
美波とユウサクが見つめ合う中、ユユがユウサクの頬っぺたを抓る。
「痛いです」
「ふん! 全く行くのじゃ!」
そのままユウサクを引っ張って店から出で行こうとするユユ見て、少しため息をつきながら美波は追いかけた。




