第十三話 情報
ユウサクはユユにお弁当を食べさした後、久しぶりにゲームをやろうとしたが、
「そういえばお前に壊されたのだよな」
「だから、その気持ちよさそうに寝てる女に聞けば良いだろう」
「関係ねぇー! お前に最初に壊されてやつだよ!! てか何してる?」
見るとユユが美波に近づき、魔力を込めていた。
「ちょっと近づき頭を爆発させてやろうかなと」
「馬鹿か? 辞めろよ」
「いや私の本能が言っておるのだよ、そいつを殺せってな」
「根拠は? まさか感はないだろうな?」
目を逸して恥ずかしそうな仕草をするユユに思わず唾を飲み込むユウサク。
「絶対不幸が起こる私に……」
「良いじゃん別に」
すぐに返答し、平然としたユウサク、その様子を見てつまらなかったのか、ユユはムカムカしている。
「うんんん——ここは」
「お? ようやく起きたか」
美波が体を起こし辺りをキョロキョロし、ユユを指を指しながら、
「なんですかこのふざけた女は? コスプレですか?」
「なんだこの平民は? 口の聞き方には気をつけろ? 心が広い私でなかったら今頃頭が粉砕しているぞ」
美波は、この世界のに対して長いドレスを着て三つ編みをしている少女を見て、分析した結果ゾンビに捕まりたいのかと思ってしまった。
髪を長くすれば、ゾンビに掴まれてしまう危険性がある。ドレスも動きにくそうだ。
そして何より美波が驚いたのは——、
「えぇ? その年齢で中二病ですか?」
「むかー! なぜかむかついたぞ! その言葉、一度頭粉砕してやるわ!!」
ユユは大暴れするのをなんとか抑えユウサクは美波を見ながら聞く。
「取り合える俺たちは、あんまり今のことを知らないから教えてくれ……パソコンも壊れているし」
正確には壊してしまったの方が正しいのだが、あえてそのように言った。
美波はパソコンを見て、少し考えてから話し始める。
「使えてもパソコンでは欲しい情報は得られなかったでしょう」
「何故だ?」
「この事件の事は伏せられてて書かれていない、そしてインターネットも繋がんないはず」
国の悪いことを伏せるのは、混乱を防ぐためかなと思い考えたユウサク。
「ゲームで言えばこの世界はバイオハザードね」
美波は、その様子を見てさらにもう一つ言葉を付け加えた。
「バイオハザード……どっかで聞いたことがあるな——姉ちゃんがやっていた奴か!」
ユウサクはパンっと手を叩くと、カセットを漁り始める。
説明書をパラパラめくるが、キャラクターのことと、ゲームのやり方しか書いてなかった。
「何見てるんですか?」
どうでも良さそうに美波が聞いてきた、それに対してユウサクは、
「本当何やってんだろうな、俺。ある程度参考になればいいと思ったけど」
「それだったらゲームをやったほうが早いじゃないですか?」
「おお! それだっ……て思ったけどテレビが壊れている」
ユユをながらユウサクはため息をつくと、
「なんじゃ、私のせいだって言うのか! もう腹が立ったぞ! 外の空気吸ってくるわ!」
「おいおいおい」
ユユは家の壁を爆発させると家から出て行き、ユウサクはそれを追って行ってしまった。
「あれ? 私は……」
美波は1人で残され、ポツリとは呟いたのだ。




