娘の趣味(1)
すみません……更新遅くなりました。
あと先日誤字修正して頂いた方ありがとうございます。
非情に助かります……
◇◇◇
如月が来た日から1週間経った休みのある日。
10時過ぎで、未来がバイトの準備で家の中をパタパタと歩いていた。
そして俺と実花は一緒にゲーム画面に向かってだらだらとしている。
うむ、先週の如月との一件からゲームの楽しさに目覚めた。空いてる時間は実花未来と楽しくプレイしている。
「もうっ、お父さんもお姉ちゃんも休みだからってだらけ過ぎだよ……?」
「はーい」
「ほーい、未来ちゃんー」
2人でやる気のない返事をする。
バイトに行く準備をし終わった未来が声をかけてくるが、俺らはゴロゴロとリビングに寝転がりながら、ゲームのコントローラーを握り、テレビ画面から視線を外さない。
うむ、どっからどう見てもダメ親子だ。こういうところはそっくりだな……。
「それじゃあ、私は行きますからね。お昼ご飯は2人で食べてね」
「ああ、今日はハンバーガーでも食うか」
「わああ! 今日はパパとゲームとランチ! ラブラブお家デートだああ!!」
実花の頭がわいたような発言はいつものことだけど……。
「…………お姉ちゃんだけずるい。私はバイトなのに……」
未来がいじけたように呟く。いつもの無表情なのが……逆に恐い……。
だが、俺も実花もそんな未来の態度には慣れているので、そこまでの動揺はない。これが未来の同級生男子とかだったらトラウマになっているだろう……って毎回思う。
俺も成長したなぁ……。
「ずるい。ずるい。ずるいです。とてもずるいです。ずるい。ずるい。ずるい。ずるい。ずるい。ずるい。ずるい。ずるい。ずるい。ずるい……」
と、そんなことばかり考えてる場合じゃないな……。
このままだと愛娘が何かに変身しそうだ……。
「ぱ、パパぁ、未来ちゃんも甘やかさないと、嫉妬の炎で火事になるよ。炎の型は八竜よりも恐ろしいんだから」
「……よくわからん言い草だけど、リアルな感じがする……み、未来さん?」
俺はコントローラーを床に置いて正座をして、冷たい視線を送りながら仁王立ちしている未来さんを見上げる。
うむ。いつも通りプライドは0。素晴らしい。社畜としては100点。
「えっと……お前が社畜の神に愛されてるのに、遊んでいて申し訳ない」
「ふんっ、お父さんはいつも頑張ってるんだから、遊んでいていいです。むしろ、もっと遊んでください。夜のお遊び的な……でも、できれば私も一緒に遊びたい……夜の遊びも」
「未来……」
ところどころ頭がおかしいことを言われている気がするが……俺のことを大切に想ってくれているのは伝わってくる。
頭はおかしいが。
「仕方ない。次はお前の好きなところに連れて行ってやる」
「えっ? ほ、本当? それなら、ラブホテル――」
「いいのか!? 俺の機嫌を損ねるようなことを言っても!!」
甘やかすとすぐこれだ!
「う、嘘です。そうですか……どこでも好きなところ……ふふっ。お姉ちゃんとどこに行くか考えます」
「えっ? 私も行っていいの? 未来ちゃんのターンなのに」
「? 当たり前です。お姉ちゃんとも遊びに行きたいですし」
「未来ちゃん~~~~!!!」
感動した様子で実花が飛び上がり、無表情で笑い声をもらす未来に抱きつく。
うむ。姉妹仲がいいな。よきかな。よきかな。
「お姉ちゃんったら……私たちはいつも一緒だよ。初めての時は3Pだって約束しました」
「うん、うん、パパは痴女が好きだから、2人でいっぱい一緒にせめようね!」
「俺の感動を返せや!」
そんな平和? なやり取りのあと、未来はバイトに向かっていった……。
朝から無駄に疲れた……娘には性に関しての話を真面目にしないとだめなのだろうか……。




