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俺はJKの子持ちだったのか!  作者: シマアザラシ
第4章『オトノカガヤクミライへ』
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偵察ミッション(4)

誤字修正依頼出して頂いた方、ありがとうございましたmm

大変助かります

自分でなくせるように頑張ります……

 俺とアヤメは北条に連れられて校内を歩いていた。

 北条は清々しい顔で誰もいない廊下を歩いていく……お前転校初日なのになんでそんな我が家を歩くみたいなの……?


「お、おい、北条、いったいどこに向かってるんだ……?」


「んんー? そんなの未来を観察しやすい場所に決まってるじゃない」


 北条はそんなことを言いながら歩を進めていく。

 俺はいつ通報されるんじゃないかと不安で仕方ない。まあ、体育祭だし、出前とか言えば例え教師に会ったとしても言い訳はきくか……?


 だけど……何だろうこのいけないことをしている感は……。


「お兄ちゃん何をびくびくしてるでござるか……?」


「そ、そんなわけないじゃないか。これは武者震いだ」


 何のだよ……自分で言ってて意味がわからん。


「ふっ、情けないわね! もっと4大名家の人間として誇りをもって堂々としてなさいっての!」


「はぁ、そんなのあるわけないだろ? 俺は自覚すらねぇよ」


 そんな話をしていると前方の廊下から見知った顔が歩いてきた。それは――。


『ふふふっ……お弁当楽しみね……』


 スッキプしそうなほど上機嫌な如月が歩いてきた。あそこまでにやけた顔の如月は珍しいな。俺たちの存在にも気が付いていないみたいだし。


「まずっ――」


 と、如月を見ていると、隣を歩いていた北条が顔をしかめ……。

 ガシッ!


 いきなり俺の腕に抱きついて――。


「お、おい!」


「こっちに来なさい! グレイさん、如月の相手をしてもらえる!?」


「えっ、わ、私でござるか……!?」


 北条は小声でアヤメにそう言うと、俺のことを引っ張って近くにあった大きめの掃除用具入れに引きずり込んできた。

 中に掃除道具はあまり入っていなかったが……2人も入るとさすがに狭い。いろんな場所が当たる……。


 い、いきなりどうしたんだ! おっさんにいきなり抱きつくJKとか危険だぞ!! いろんな意味で! だってこの状況見られたら――。


「お、お前いきなり何を――」


「しっ! 今あの女に会うと面倒なのよ!」


 如月は俺の口に手のひらをかぶせて口をふさぐ。その際に身体が密着して柔らかい感触と、ほのかな体温が伝わってくる。


 ……女に抱きつかれただけで慌てふためく歳でもないが……この状況は正直テンパる。えっ……な、なに!? どうしたの!


 戸惑いの視線を北条に向けると俺の口をふさいでない手で、人差し指を自分の口元にたてて、俺の耳元で小声で呟く。


「しぃ……静かに! 少し我慢しなさいっての……!」


「……………」


 状況はよくわからんがここは大人しくしたがった方がよさそうだな……。

 なぜなら掃除用具入れの外ではアヤメが如月と話してるみたいだし。ここからでは何を話しているかはわからないが……どうやら話し込んでいるようだ。


   ◇◇◇


『あら、アヤメさん、ごきげんよう』


『う、うん、ごきげんようでござる。の、望ちゃんなんか嬉しそうでござるな』


『ふふっ、わかるかしら? 聞いてください。ふふっ、未来さんがわたくしのためにお弁当を用意してくれたんです』


   ◇◇◇


 待て……話が終わるまでこのままか!? 

 と、というか、北条が隠れるのは理由があるのかもしれないが……俺も隠れる必要あったか!? いや絶対ないだろ!? 別にやましいことないし!


「…………」


「…………ちょっと、我慢しなさいよ」


 暗くて顔はわからないが北条の声に緊張が混じっている。

 えっ……マジでしばらくこのままなの……?

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