↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
俺はJKの子持ちだったのか!  作者: シマアザラシ
第4章『オトノカガヤクミライへ』
261/497

偵察ミッション(1)

 実花とよくわからない約束をした後――。

 現在は昼の2時――。


 俺は1人、北条との待ち合わせ場所の校舎裏まで来ていた。


「みんなには悪いことしたかな……」


 俺はみんなと別行動をすることになった。体育祭に向かった実花や未来、そして食堂従業員の由衣、三沢、新井は、明菜たちと共に実花未来の応援に向かうことになる……。


 本来なら俺もついて行く予定だったのだが……俺にはやらねばならないことがある……。JKと密会しに行くのだ!

 実際にはそんな犯罪臭がある状況ではないのだが……だよな?


 まあ、そんなこんなでみんなに本当のこと『未来の様子をJKと一緒にこっそり見に行くんだ!』と、言えるはずもなく――。


『悪い、本社から電話がかかってきていて、今から電話で打ち合わせをすることになったんだ……売店の営業時間の3時まではかかるかもしれない』 


 と、適当な言い訳をすると……。


   ◇◇◇


『えええ! お、おじちゃん、きずなといっしょにいてくれないの!?』


『絆、わがまま言っちゃだめよ? 店長が困っちゃうでしょ……』


『うぅ、わかった……』


『テンチョー、土曜日なのになぁ。本当に仕事に愛されてるよな……』


『クソ! 兄貴に無茶言いやがって! 理不尽なこと言われたら俺様に言って下さい! 会社の上の連中に地獄を見せますから!』


『さすが先輩です。社畜の神は常に先輩を見ています……』

 

   ◇◇◇


 そんな一幕があった。

 ふぅ……嘘をついた罪悪感が心をむしばんでいく気がする……。特に絆ちゃんは本気で悲しそうな顔をしていたので心が折れそうになった……。


 一瞬北条との約束をすっぽかしてやろ

うかと思った。

 というか、仕事だって言ったらみんなすんなり納得したな。結果オーライなんだが……何だろう? なんか納得できない俺がいる。


「はぁ……考えるのはよそう……それと実花が言ってたリレーのことが気になるよなぁ」


 あいつの発言で元々大事だったリレーがさらに大事になった気がする。


 俺たち食堂チームが勝てば由衣の相談を聞くのと如月のご褒美。

 実花未来の生徒チームがが勝てば2人にキス。

 フレアさん率いる警備員チームが勝てば明菜のお願いを聞く。

 そして……教師チームが勝てばアヤメのお願いを聞く。


「…………」


 これ……俺、おもちゃにされているだけなんじゃ……よそう。この考えも精神を病むだけな気がする。はぁ、よくわからんが、手を抜くと由衣と如月に悪い気もするので、全力で走るしかないんだけど……。


「…………北条のやつ遅いな」


 おれはポツリと呟く。幸いここは人通りがまったくないので、不審者扱いされることはないが……学校でひとりでいると謎のプレッシャーがあるからな。


 おじさん、不審者と勘違いされたらどうしよう……。


 と、そんなことを考えていると――。


『ジョン君、お待たせしたわね!』


 突然後ろから聞き覚えのある偉そうな声が聞こえてくる。

 俺がかったるい気持ちになりつつ振り向くとそこには――。


「ふんっ、悪いわね。たくっ……如月は真面目過ぎて、話してると肩が凝っちゃうっての。その点、ジョン君は適当そうだから楽でいいわ」


 なんだよそれ……ん?

 如月? こいつ如月とも話したのか……まあ、今はそんなことはどうでもいい。それよりも気になることがある。


「あ、あはは……お兄ちゃんは今日もイケメンでござるなぁ……」


 それはスーツ姿で盛大に苦笑いをしているアヤメだった……。

 こいつは北条についてきて何をしてるんだ……?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。